お正月に、家電量販店の初売りに行くのを楽しみにしているという人も多いのでは? 今は、ネットでも簡単に買うことができますが、あえて家電量販店で買うことをすすめるのが、家電大好き芸人のかじがや卓哉さん。
「販売員から生で最新の情報がもらえるのはもちろん、売る側にも責任があるから、ネットの口コミより断然信用できますよ。商品の取りつけや修理などのアフターサービスもしっかりしているのも魅力です」
4軒の家電量販店で販売員として働いた経験もあるかじがやさんに、家電量販店でおトクに買うコツを聞きました!
タイミング、商品選び、交渉術の3つがそろっていいものが買える!
販売員と対面して買い物を進めるところが、ネット通販と大きく異なるポイント。相手にどう受け止められるか次第で、おトク度合いも変わってきます。
●ひとりで行かない
家族と一緒に行く方が、本気度を販売員にアピールできて好印象。「販売員に話を聞くときも、複数で聞いたほうが聞きもらしがありません。また、家族のなかでよく使う人が、その場で話を聞いたり試したりできて、使い勝手のいいものが選べるという利点があります」
●新商品の発売時期をチェック
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新商品発売時期前後は、従来品が型落ちになり、価格がダウン。時期を知るために雑誌などを参考にするのもよいでしょう。「商品によって発売前から下がるものや、発売後に下がるものまでさまざまなので、家電買いどきは逃さないように!」
●「決算」「特選品」などのはり紙を探す
店によって違いますが、「決算」「特選品」などのはり紙があるのは、店がとくに売りたいと思っている商品。「そもそも値段が安いうえ、在庫をたくさん持っているので、交渉次第でさらに値下げも可能。絶対に見逃さないで!」
●展示品を購入する際は要相談
テレビやパソコン、レコーダーなどは、安いからと展示品を買うと故障しやすいリスクがあります。「展示品は開店中ずっと電源が入っているので、長期間使用されています。その分、寿命が短いと考えられるので、販売員としっかり相談をしましょう」
●いちばん目立つ商品がおトク
同じ商品が何段にも並べてあるときは、いちばん目立つ目線の高さの列の、中央の商品に注目してください。「店が売りたいと思っていて、在庫もそろっている商品が展示されています。価格交渉をもちかけると、応じてもらいやすいのもこの列!」
●もらった名刺は大切にする
もらった名刺を次回の来店時に持って来る人は少ないため、持参して指名されると販売員も感激することもあります。「店の無線で呼び出されるので、ほかの販売員にも知れ渡り気分がいいんです。『前によくしてもらった』と言えば、期待に応えようと値引きOKになることもあります」
●予算を伝え交渉する
予算を決めて「これくらいの額なら買いたい」と伝えた方が、販売員も判断しやすく交渉がスムーズになります。「ただしいきなり価格の話から入ると、販売員もムッとします。使い方を伝えたり、製品の話を聞いたりしてからきり出すようにしましょう」
「量販店などでの買い物は、販売員さんとの人間関係が大事です!」とシメのアドバイスをくれたかじがやさん。買い物術をマネして、おトクに家電を購入しましょう!
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