今、手づくりがブームです! なかでも、100円ショップで買える材料と自宅にある道具だけでできる「プラバン」をアレンジしたアクセサリーが人気沸騰中。大人かわいいアクセサリーのつくり方を、おしゃれなデザインが話題の作家・kurikoさんに教えてもらいました。

ハンドメイドアクセサリーのブームで再注目されているプラバンとは?

プラバン
すべての画像を見る(全8枚)

プラスチックを伸ばして板状にした“プラバン”。幼い頃に遊んだ記憶がある人も多いのではないでしょうか。そんなプラバンが今、大人かわいいアクセサリーになると再注目されています。
「100円ショップでも手に入るうえ、ハサミでカットできるなど扱いやすいので失敗が少なく、初めてでも取り組みやすい素材のひとつなんです」とkurikoさん。

●もはや柄づけは不要!好みのマスキングテープさえあればOK!

柄づけ不要

とはいえ、そもそも絵を描いたり、色を塗ったりするのが苦手…という人も多いでしょう。そこで今回kurikoさんが教えてくれたのは、柄づけすら必要のない超初級編のアイデアです。
「かわいい柄がたくさん出ているマスキングテープを、何種類か持っている人も多いと思います。そんな自分好みの柄のマスキングテープを、長方形など簡単な形に成形したプラバンにはりつけるだけで、オリジナルのチャーム(キーホルダー)がつくれるんですよ」
ここでは、写真の2連チェーンのチャームのつくり方をご紹介します。

●自宅のオーブントースターで焼いて成形する

まずは成形です。プラバンは焼くと小さくなるので、下絵に大きめの長方形を描きます。「仕上がりサイズが縦5cm×横1.1cmの場合は、おおよそ縦12cm×横2.4cmの長方形をプラバンに油性ペンで描きます。線の内側に沿ってカットし、上部に穴あけパンチで穴をあけたら、予熱しておいたオーブントースター(900W)に入れてプラバンを焼きます」

オーブントースター

天板にクッキングシートを敷き、上からさらにクッキングシートを重ねて焼きます。「長方形など長いモチーフのときは、プラバンが縮む過程で両端同士がくっつく危険性があるので、上からかぶせる必要があります」

上からかぶせる

10~20秒すると、ぐにゃぐにゃとしてきますが、まだガマン。しばらくするとプラバンが縮んで平らになるので、クッキングシートごと取り出し、雑誌など平らなもので上から押さえます。

●成形できたら、マスキングテープをはり合わせる

マスキングテープ

小さなチャームができたら、今度はマスキングテープをはっていきます。「はり方は自由ですが、斜めに2種類の柄違いを交互にはり合わせるなど、変化をつけても楽しいですよ」

余分な部分をカット

マスキングテープがはれたら裏を向け、余分な部分をカットします。「プラバンに沿ってカッターを入れれば簡単にきれいにカットできます」。裏面も同様にしてはりつけたら、表→側面→裏と全面丁寧にネイル用トップコートを塗ります。「マスキングテープははがれやすいので、トップコートで仕上げることで粘着力を強めます。穴の部分はキリでテープをカットしてくださいね」。

マステを縦に

同様にオーブントースターでもうひとつチャームをつくったら、今度はマスキングテープを縦にはり合わせます。穴にキーホルダーチェーンを入れて2つのチャームをつなげれば、2連チェーンの完成です。

チェーン

「写真のようなボールチェーンの金具が、直接穴に通せるので、使いやすいです。100円ショップなどで購入の際は、チャームの穴が小さいので、ボールの直径が1.5mm以下のチェーンを選んでくださいね」

※プラバンは厚さ0.3~0.4mmのものを使用しています。商品によって、縦横の伸縮率が異なるので注意してください
※加熱時間は目安です。オーブントースターのワット数によって庫内の温度は異なるため、様子を見ながら加熱しましょう
※プラバンを焼く際や、熱したプラバンを触る際は必ず軍手をつけてください

ESSE2月号

では、ほかにもプラバンを使った簡単なハンドメイドアクセサリーを紹介しています。ぜひそちらもチェックしてみてください。