台湾在住のライターCAMさんが、台湾のおいしいものやおもしろスポットをレポートします。今回は台湾のあちこちで見られる、ビニール袋の活用方法について。日本の感覚からすると、どの使い方も意外かも!アウトドアや避難時にも役立ちそうな使い方が満載です。
すべての画像を見る(全7枚)台湾では、ビニール袋が意外なシーンで大活躍!
台湾に来てから驚いたことのひとつに、透明ビニール袋の使い方がありました。日本で生活していたころは透明ビニール袋といえば、クッキーなどのお菓子を小分けにしたり、食料品の買い物の際にお肉のパックを入れたり、濡れたハンドタオルを入れたりと、限られた使い方しかしたことがありませんでした。でも、ここ台湾では、驚くほどさまざまな方法で透明ビニール袋を活用!そのアイデアの数々は目から鱗でした。
●簡易コップがわり!冷たい飲み物はビニール袋に
台湾の昔ながらの紅茶屋台では、透明ビニール袋に直接紅茶を入れて、ストローをさして販売してくれるお店があります。そのまま直接ストローをさして、ビニールひもで口を締めれば、透明ビニール袋が簡易カップの代わりにもなります。少し大きめのしっかりした素材のビニール袋なので、鋭利なもので引っかいたりしない限り破れる心配はありません。
液体部分は押さえずに縛った口のあたりを持って飲むようにすると、こぼれずに飲めます。アウトドアシーンでこのビニール袋コップを使えば、荷物もゴミも少なくできそうですね。
●お皿にかけて使えば、皿洗い要らず!
忙しい台湾の屋台などでよく見かけるのは、お皿の上に透明ビニール袋をかけて料理を提供する方法です。食べ終わったら、汚れたビニール袋だけを取り換えるので、皿洗いいらず。びっくりアイデアですが、お皿を洗う暇もないほど忙しいお店ではよく取り入れられている方法です。
耐熱式の透明ビニール袋を利用すれば、あたたかい料理を盛りつけることもできます。
●アツアツスープもビニール袋でお持ち帰り!
さらに、もっとも衝撃を受けた透明ビニール袋活用法ともいえるのが、アツアツの汁ものもビニール袋に入れてテイクアウトできること!耐熱性の透明ビニール袋を使用して、口をビニールひもでギュッと締めています。
食べる際には、ほかの器やカップに移して食べるという人もいますが、そのまま口を開けて食べるというのも一般的。ほかの食器を洗う手間も省け、食べ終わったらサッと外して捨てられるのも便利です。
驚きのアイデアですが、慣れてしまうととても便利な方法でもあります。台湾ではレストランでも食べ残しの料理を持ち帰ることができ、そんなときもよくビニール袋に入れて、野菜炒めやスープを包んでくれたりしますよ。
透明ビニール袋を使用する方法が根づいている台湾では、耐熱性に優れたものや、大小さまざまなビニール袋も販売されています。ビニール袋を食器がわりに使用するアイデアには驚きでしたが、アウトドアシーンや水が貴重な避難時などでも取り入れられそうなものばかりです。みなさんもぜひ、台湾流ビニール袋活用術を試してみてはいかがでしょうか。