アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルをレポート。今回は、アメリカン・ドリンクと言えばコレ、レモネード事情をお届けします。
すべての画像を見る(全4枚)夏の風物詩、レモネード・スタンド
子どもたちが家の前の芝生に即席屋台を出して、道行く人々にレモネードを販売――アメリカでは昔から、子どもたちの夏休みのおこづかい稼ぎの方法として、そんな光景が毎年繰り返されています。映画やドラマで見たという方もいるかもしれませんね。
子どもだけではありません。レモネードは夏フェスの定番ドリンクでもあり、屋台フードのお供としても欠かせません。また、シアトルのカフェでも、夏限定品のレモネードがメニューに加わります。そんな夏のイメージが強いレモネードですが、スーパーマーケットでは当たり前のように通年販売。ブランドも種類も、バラエティーに富んでいます。
つくり方は簡単!冷蔵庫でひんやりと
もちろん、自家製レモネードも一般的で、シンプルな材料で簡単につくれます。材料は、甘味料、レモン果汁、水、この3つだけ! 配合はお好みですが、覚えやすいレシピとして、それぞれ1:2:3の割合でミックスしてみてください。甘味料として、シロップではなく砂糖やはちみつを使う場合は、材料の水のうち1カップほどをお湯にして、甘味となるものを溶かしてから残りの水とレモン果汁を加えるようにするとスムーズです。あとは、冷蔵庫で冷やせば完成!
ピッチャーに氷と一緒に入れてテーブルに出せば、より夏っぽい演出になりますね。暑い日は一気に飲んでしまい、すぐなくなってしまうので、大量に用意しておくのがオススメです。ナチュラルな味わいを楽しみたいなら、絞りたてのレモン汁を使うのがいちばんですが、手間がかかるし、コストも割高。市販の濃縮レモン果汁で代用すれば、より手軽にレモネードがつくれますよ。
ますますアレンジが広がるレモネードの世界
最近は日本でもコストコなどで手に入りやすくなってきたレモネード。大手ブランドも今夏に新製品を発売し、ようやくレモネードが根づいてきそうな兆しがあります。そうなれば、アメリカのようにスーパーマーケットで安価に手に入りますね。果汁100パーセントジュースより安くて飲みやすいレモネードは、わが家の夏の常備ドリンクです。各社からいろんな種類が出ているので、飲み比べしています。
なかでも色がかわいくて、酸味がマイルドなピンク・レモネードはお気に入り。単純に着色料である場合もありますが、オーガニックやナチュラル系なものだと、ブドウやクランベリーなどを入れてピンク色にしているようです。同系として、イチゴを入れたストロベリー・レモネード、ラズベリーを入れたラズベリー・レモネード、スイカを入れたウォーターメロン・レモネードなどもあります。
普通のレモネードを買ってきても、イチゴなどの果実を入れてマッシュすれば、ピンク・レモネードに簡単アレンジできますよ。マンゴーなどほかのフルーツや果汁とミックスしても、もちろんOK! ミントの葉を入れたり、紅茶を入れたりすると、少し大人のオシャレな味わいになります。暑い日のパーティー・ドリンクとしてもぜひお試しください。肌寒い季節には、お湯でつくったホット・レモネードもオススメです。
【Norikoさん】アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『
アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~』(海外書き人クラブ刊)