ため込むと、ついおっくうになりがちな片づけ。ためないようにするには、どうすればいいのでしょう? 暮らしのプロが実践しているのが、すき間時間を利用して行う「3分片づけ」。これを行うだけで、片づく習慣が自然に身につくと言います。気になる場所や、後回しにすると負担が重くなるところなど、ピンポイントを整える「3分片づけ」で、家の中をいつもすっきりと保ちましょう。
教えてくれたのは、知的家事プロデューサー本間朝子さん、家事アドバイザー毎田祥子さん、家事・掃除・住宅アドバイザー藤原千秋さん、生活研究家・消費生活アドバイザー阿部絢子さんです。

収納・片づけの極意は「3分だけ」やること!

こちらで紹介する方法で、今日からたった3分だけ、片づけを意識してみませんか? すき間時間でのちょこっと片づけが、無理なくキレイを続けるカギです。

●3分音楽をかけてその間だけ片づける

3分音楽をかけてその間だけ片づける
すべての画像を見る(全7枚)

「3分ぐらいの長さのテンポのいい音楽をかけ、その時間だけ目につくものを片づけると、集中してはかどります。体がよく動く朝や昼間のうちにやるのがおすすめ」(本間さん)。

●家じゅうチェックし、不用なものを捨てる

3分かけて家じゅうチェックし、不用なものを捨てる

ものが多いと、探しものや片づけに時間がかかり、家事の効率がダウン。「1日3分だけ、家じゅうをざっとチェックし、不用品を捨てるようにすると、家事の手間も減ります」(本間さん)。

●缶詰や乾物のストックは、買いたしたタイミングで整理

缶詰や乾物のストックは、買いたしたタイミングで整理

消費期限の長い缶詰や乾物など食品のストックは、買いたしたタイミングで、すべての期限をチェックする習慣を身につけましょう。「期限が近いものは目につく場所に移し、早めに使いきって」(本間さん)。

●ソファに置きっぱなしの服などをたたむだけでキレイに

寝る前に床やテーブルの上に置きっぱなしのものを片づける

「ソファに置きっぱなしの服などは、軽くたたんですみにまとめるだけで散らかって見えません。読みかけの雑誌なども、すみにそろえて置いて」(毎田さん)。

●来客前は、お客さま動線を歩いたりイスに座ったりして気になったところを片づける

「来客前には、お客さまが通る動線を実際に歩いたり座ったりして、ゴチャついて見えるところがないかチェック。目に入る部分を重点的に片づけましょう。ケータイで写真を撮ってみるのもわかりやすいですよ」(毎田さん)。写真に撮ることで、客観的に見られるというメリットが。

●帰宅したら、くつろぐ前にバッグを定位置に戻す

帰宅したら、くつろぐ前にバッグを定位置に戻す

帰宅後、バッグや脱いだ上着などをなんとなくその辺に置いてしまうと、散らかるもとになってしまいます。「帰宅後、バッグの中のDMやレシートを整理してから定位置に戻し、買い物したものは使う場所に置くのを習慣に」(本間さん)。

●寝る前に床やテーブルの上に置きっぱなしのものを片づける

「寝る前の3分で、床やテーブルの上を片づけるのを習慣にすると、翌朝の家事がスムーズに。家族全員がそれぞれ自分のものを片づければ、探しものも減ります」(毎田さん)。

●寝る前に、玄関に出ている靴をそろえる

寝る前に、玄関に出ている靴をそろえる

夜寝る前、家族がその日に履いた靴をそろえるのを習慣に。「一日履いた靴はすぐにしまわず風を通してからしまった方が、靴やゲタ箱を清潔に保てます。朝、家族が出かけたあとに出ている靴をしまうといいですよ」(藤原さん)。

●クローゼットが出し入れしにくくなったら、着ていない服を処分

クローゼットが出し入れしにくくなったら、着ていない服を処分

「クローゼットに洋服をつめ込みすぎると、湿気がこもってカビなどの原因に。洋服が多くて出し入れしにくいと感じたり、無理に押し込んだ服にシワがついてしまったときが見直しのタイミング。お気に入りの服を傷める原因にもなるので、しばらく着てない服をチェックして処分すると、毎日のストレスが減りますよ」(阿部さん)。

今回ご紹介したコツを取り入れて、「いつもキレイな家」を実現してください!