犬猫などの殺処分ゼロを目指して力を入れる自治体が増えています。その一方でまた、シェルターなどの保護施設で引き取り手を待つ動物たちを、家族として迎える人も増えています。

著名人の呼びかけやテレビ、新聞で取り上げられる機会もあって、実際に保護犬や保護猫と暮らすのを検討している人も多いのではないでしょうか? およそ3年前に、保護犬だった柴犬系の雑種犬ふうちゃんと暮らし始めた、イラストレーターの岩沢さんに、日々の暮らしで気づいたことを教えてもらいました。

漫画01
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しっぽふりふりのお出迎えよりもずっとうれしいのは…

以前のふうちゃんは、わたしが外から帰ってくると、とっても喜んでいました。しっぽをふりながらくっついてきて…。留守番させて申し訳ないと思いながらも、うれしかったです。

最近は帰っても、定位置のベッドの上から動きません。目だけ「チラッ」とこちらを見て、昼寝の続きをします。もうわたしが出かけることにも、帰ってくることにも慣れたのでしょう。

あの頃のふうちゃんは、ひとりにされるのがとても不安だったのだろうなと思います。いつ帰ってくるかもわからないし、このままおいていかれると思っていたのかも。今そっけないのは、わたしが必ず帰ってくるって、安心してくれているからかもしれないですね。

そう思うと、本当に信頼してくれるようになったのかなと、さみしい半面、以前よりもずっとうれしく感じるのです。

すやすやふうちゃん

すやすやふうちゃん。視線だけ「チラッ」とよこしたあとは、再び眠りの世界へ…。