こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。
「今年は暑さが違う」という声がたくさん聞かれますね。節約が気になりつつもエアコン稼働。わが家は72歳の母もいますし、節約に気がとられ、体調を崩すようなことがあっては本末転倒です。
家全体の温度が上がれば、食べ物が悪くなったり(ムダが増える)、水回りにカビが生えやすくなったり(掃除の手間が増える)、虫が…(心配事が増える)など、節約分、なにかが増えることにも。だから、エアコンは使いつつ、さらに涼しく過ごす工夫をしています。
扉を全室フルオープン。空気を動かします
まず、家の中の各部屋の扉はすべてあけ、空気が動く状態にします。
1階と2階にあるエアコンは、1台ずつつけっぱなし。こうすることでエアコンの風が滞ることなく家全体に涼しい空気がいき渡ります。家族全員が心地よく過ごすため、帰宅した子どたちも、今はプライバシーなし状態(笑)。
日の当たる部屋の窓は太陽をさえぎる工夫を
太陽の力は強い! 朝日が入る東側の雨戸やカーテン、ロールスクリーンを起きてすぐあけると、室温が急に上がるので、午前中は半分だけしかあけません。半分あれば、明るさも十分取り入れられます。
ときには、しめっぱなしにしておくことも。日中は誰もいない2階の寝室のロールスクリーンなどは、午後になってからあけたりして、部屋の温度が上昇するのを防ぎます。
西日が入る子ども部屋は、夕方の日差しが強いので、逆に朝はカーテンをあけ、午後、早めに閉めるようにします。
帰宅したらエアコンの温度を下げる前にシャワー
帰宅した人は、即シャワー。熱を帯びて汗をかいたまま部屋で過ごすのと、シャワーを浴びてから過ごすのとでは、同じ部屋にいるのに、体感温度は全然違います。これは家族も「ホントだ!」と納得。「暑い~」と言ってソファに座り「ピピッ」とエアコンの設定温度を下げる前に、シャワーが先、というわけです。
さらにお風呂から出るときには、壁にサーッと冷水をかけるだけで、洗面所に運ぶ熱気の量が減ります。そのあと洗面所を使う本人にも、次に入る人にも、ムワッとした空気感がなくなるので親切ですね。
【若松美穂(わかまつみほ)】
1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され、人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。気持ちによりそった提案が主婦の熱烈な支持を得ている。「ペンギンのお茶会」「心を癒す講座」は、全国各地で実施され、リピーターとなるファンもいるほど。著書に「カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント」「私と家族のしあわせ時間」(ともに扶桑社刊)など。夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。
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