夏はエアコンの利用で光熱費があがったり、長い休みで食費やレジャー費がかさんだりと、節約がなにかと難しい季節。ところが、そんな逆境にもかかわらず、貯めている人は貯めているらしい…。そこでESSE編集部では、節約の達人のお宅にお邪魔して、貯まる人の習慣を探ってみました。
今回取材に協力してくれたのは、家族3人で暮らすSさん。気負わず、簡単にできる日々の習慣を大切にしているそう。
「毎日のことなので、小さな節約の積み重ねが大きなムダの削減につながります。たとえば、子どものプールの水も植木の水やりに使い回すなど、日々の小さな積み重ねを大切にしています」
おかげで夏でも毎月の目標貯金額を割ることなく、快適に過ごせているそう。その生活ぶりを教えてもらいました。
ちょっとした工夫で水道光熱費のムダをなくす
●帰宅したら窓をあけて扇風機で熱を逃がし、エアコンの効率をよく
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一日じゅう閉めきっていた家は熱がこもっているので、帰宅してすぐに窓をあけ、扇風機で熱を逃がしてからエアコンをオン。「冷房後も扇風機をつけておくと、エアコンの冷たい空気が部屋全体に回って効率よく冷やせます」。
●給湯温度は3℃下げ、シャワーですます
暑い夏は湯船に浸からず、シャワーだけを利用。「給湯器の設定温度は、冬場の40℃から37℃に下げています」。これだけで、わが家では昨年の夏のガス代が約730円も節約できました。「また、夏は水自体が温かいため、食器洗いにはお湯を使いません」。
●炊飯器を使うのは週3回。冷凍ご飯を活用する
ご飯は週3回、多めに炊いて大人用、子ども用、夫が持って行くおにぎりに分けて冷凍。「長時間保温しないので、ムダな電気代もかかりません。タイマーも使わないので、炊飯器の電源は普段は抜いています」。
●プールの水は最後まで使いきる
夏は庭に大きなプールを出して、子どもと一緒に水遊び。「遊んだあとのプールの水は、打ち水や庭木の水やり、掃除などで全部使いきります」。涼しくなるうえ、水道代もかなりの節約に。
暑い夏は、家庭菜園や花だん、庭木に朝夕の水やりが必須ですが、その水も残り水を使い回し。「残り水なので、水道代を気にすることなく、たっぷり水をあげられます」。
外で使いきれなかった水は、家の掃除にも活躍。「床をふいたり、窓ガラスをふいたり、家じゅうがきれいになって一石二鳥です」。