幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。
あちこちで色とりどりのアジサイが咲き始める時季になりましたね。梅雨は憂うつでも、アジサイを見るのは好きという人も多いのではないでしょうか。美しいアジサイを、簡単かつ、かわいく飾って楽しむ方法をお教えします。
ちなみに、わが家のお庭のアジサイはもうひと息なので…
お向かいに住むおばあちゃんが分けてくれた、ピンク色のアジサイを使ってご紹介します。
小ぶりなアジサイをビンにちょこんと飾るだけで、すぐにかわいい
大きく咲いたアジサイだと、ちょうどいい花ビンがない…なんてこともありますよね。家で飾るなら、小ぶりなアジサイを選んでみてください。今回はジャムが入っていた、小ビンを再利用して飾ります。
●アジサイの茎は短く切る
小ぶりな房のアジサイを1本用意したら、茎を切ります。茎の長さの切り方がポイント。ちょうどビンの口にお花がぽん、とのっかるくらいの長さにします。
挿してみると、ころんと愛らしい風貌になりました。家にあるなんでもないあきビンを使って、お部屋のあちこちに飾ってみてください。おうちの中が、ぱあっと華やかになりますよ。
ドライフラワーにしたアジサイも絵になります
そしてアジサイは、ドライフラワーにするのも、とってもすてきなんですよ。私も生花で楽しんだあとはドライフラワーにして、また別の表情を堪能しています。
●大きなドライアジサイは、金魚鉢に
こちらはもう何年も前にドライにしたアジサイ。今は使っていない金魚鉢に飾りました
大きめのアジサイと、こちらも大きめでまあるい金魚鉢がお似合いの雰囲気ですよね。棚の上で、キャンドルなどど一緒に飾って楽しんでいます。
●小さなドライアジサイは、チーズドームに
小さなドライアジサイは、チーズドームに入れました。このチーズドーム、からっぽで飾っておくとちょっぴり寂しいのですが、小さなドライフラワーを入れたことで、立派なインテリアになります。
あきビンに限らず、ガラスの容器や器などは、元の用途に関係なくいろいろなことに使ってみると、案外しっくりくる使い方が見つかることがあります。今使っていないすてきな容器や器があれば、花を飾ってみるのもおすすめです。
いかがでしたか? フレッシュでもドライでも絵になるアジサイ。ご近所さんにちょっと分けていただいたり、お花屋さんで珍しい種類のアジサイを見つけたら、おうちにあるものに飾って、梅雨を楽しんでみてくださいね。
【幸栄(ゆきえ)】
1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、
toiroを始める。 著書に『
「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『
パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『
あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある。