アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんに、現地で話題のフードやライフスタイルを紹介してもらいます。今回は、「アメリカ流キッチン収納」のアイデアです。
古くても収納充実だから、ざっくり収納がキマる!「アメリカ式キッチン」
すべての画像を見る(全5枚)アメリカ西海岸シアトルには、築100年超えの家屋がごろごろあり、それにも高値がつくほど現在の不動産市場は好調です。
新しく建て直した家もすばらしいですが、修理やリノベーションを繰り返しながらも、建てられた当時の面影を残す古い家もすてき。むしろアメリカらしいムード満点です。
古いキッチンもまた味があるもので、備えつけのキャビネット収納もその魅力のひとつ。日本ではあまり見かけない天井までのキャビネットなど、独特の仕切り方に、キッチン・カルチャーの違いを感じます。
●引き出しがたくさんあるから、独自のカテゴリ分けも思いのまま
わが家の収納もかなりのビッグサイズで、これだけ収納があると、なにをどこに入れるかかえって迷ってしまうほど。引き出しがたくさんあるので「1カテゴリ・1引き出し」どころではなく、さらに小分けにしてしまうこともできます。
たとえば、乾物や缶詰、ビン詰などのストック食材は、開封のものと未開封のものに分けて、収納する引き出しを別にする、といった具合。道具類も、ベーキング用、クッキング用、ナイフだけの引き出しなど、細かく分けられます。
●パーツの形別に収納してすっきり!
部品をバラしておけるものは、部品ごとに収納することも。プラスチック容器ならふたと本体、鍋もふたと本体に分けられますよね。
ふたを閉めた状態だとかさばりますが、別々にすると驚くほど省スペースになり、取り出すのもしまうのも簡単になります。
深さのあるアイテムなら、縦置きもオススメ。目当てのものがどこにあるか、ひと目でわかるうえ、さらに省スペースに! 本立て風にラックを使えば、縦置きしやすくなりますよ。
アメリカの家のキャビネットには、仕切り板や回転台など、あらかじめ備わっているもののバラエティが豊か。
わが家のキャビネットにも、引き出し式の「備えつけのまな板」があり、出し入れ簡単、食べたいときにささっとパンを切ったりしています。
「アメリカ式キッチン収納」、ぜひ試してみませんか。
【Noriko】
アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『
アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~』(海外書き人クラブ刊)