「おしゃれで居心地のいい家にしたいけれど、家族が散らかしてしまう」「もともと、ものが多いから…」。そんな理由で、すっきりと気持ちのよい暮らしを諦めていませんか?
整理収納アドバイザーの澤井奈緒さんの住まいは、子どもが2人いるとは思えないほどすっきりおしゃれで、リラックスできる空間です。片づくコツは、ズバリ、カゴ使い。カゴに“放り込むだけ”の収納テクニックにあるそう。
「手間をかけずに片づけるコツは、生活感のでるものはとことん隠すこと。そのために活躍するのが、大小さまざまなサイズのカゴです。定位置を決めて、カゴに放り込むだけの簡単収納なら、夫も子どもも実践しやすく散らかりにくいんです」(澤井さん)
澤井さんが自宅で実践している、カゴを使った収納アイデアを教えていただきました。
ラフに放り込めるカゴを用意するだけで部屋はすっきりする!
●デザインの美しいカゴは出しっぱなしで見せる収納に
リビングの窓ぎわのスツールの上には白樺のカゴを。観葉植物、スツール、ポスターと時計を一直線に並べることで、絵のように美しいインテリアに。中身の目隠しに布をかぶせていても、デザインが美しいカゴの上だと、おしゃれなアレンジにすら見えます
カゴの中身は、クッションカバー。「思いたったときに、どこでもすぐ模様替えできるよう持ち手つきにし、リビングに置いています」
●大きな家具を仕切って引き出し代わりに使う
リビングに置いたキャビネット。棚の中をカゴで細かく仕切って、空間をムダなく活用しています。扉をあけたときの見た目もすっきり
~上段~
上段右に2個並べた無印良品のラタンバスケットには、化粧品のストックやキャンドルホルダー、模様替えの雑貨などをイン。「取り出しやすいよう、さらに中を無印良品のPPボックスで仕切っています」
上段左に置いたのは竹皮の弁当箱とハワイ土産でもらったカゴ。「マスクやアロマオイルなど細かいものをしまっています。フタつきで重ねられるしホコリもたまりません」
~下段~
キャンドル類はひとつのカゴにまとめてキャンドルホルダーの近くに。「ミニキャンドルは、ばらけないように中のPPボックスに」
古い通帳や銀行の書類など、「あまり見ないけど捨てられない紙は」は、ファイルで仕分け、カゴ製のティッシュボックスに収納
目隠しに使う柄もののキッチンクロスをフタつきカゴへ。「リビングで使うのでキッチンではなくキャビネットへしまいます」
サイズ展開が豊富で、しまう場所にぴったりのものを探しやすいのも、カゴの魅力。きっと、自分も家族も心地いい部屋づくりに役立つはず。澤井さんのように、心地いい部屋で暮らす人の部屋づくりの工夫を別冊ESSE「
心地いい暮らしをつくる収納&インテリアテクニック」のなかでご紹介しています。いますぐマネしたくなる部屋づくりのヒントが満載です。