家の中で開けるたびにギーギーときしむ音がする扉はありませんか。蝶番(ちょうつがい)の調子が悪くて、気になってはいるものの直し方がわからず、ストレスになっている人も多いのではないでしょうか。そこで、DIYアドバイザーの嶋﨑都志子さんに、異音を発する扉の簡単なケアの方法を3つ教えてもらいました。

扉の開け閉めがスムーズだと家の居心地もよくなる!

●方法1 オイルスプレーを差す

オイルスプレーを差す
異音を発する扉の簡単なケア方法
すべての画像を見る(全4枚)

 潤滑用オイルスプレー、またはシリコンスプレー(自転車などにふきかけるスプレーです)があれば、ほとんどのギーギー音はなくなります。扉のつり元にある蝶番にスプレーを少量ふきかけ、扉を何度か開け閉めしてオイルをなじませればOK。

●方法2 蝶番のネジを締め直す

蝶番のネジを締め直す

 長年開け閉めしているうちに蝶番のネジが緩んで、扉と扉の枠がぶつかってしまっているケースも。プラスドライバー(2番が目安)で扉の蝶番を止めているネジを締め直してみましょう。

●方法3 扉の枠の歪みに合わせて金具をつけ直す

 1、2の方法でも直らない場合は扉と扉の枠の隙間をチェックしてみる必要があります。扉のスムーズなあけ閉めのためには枠との間に数ミリの隙間が必要ですが、経年変化により枠が歪み、扉と接触している場合があります。その場合は、扉と枠の間に隙間をつくってあげるようにします。

扉の枠の歪みに合わせて金具をつけ直す

 厚紙、プラスドライバー(2番が目安)、キリ、両面テープを用意します。

 枠と扉に隙間がない場所に近い方の蝶番の枠側のネジを外して、蝶番があったところに、表と裏に両面テープをはった厚紙をはりつけます。キリでネジ穴に合わせて厚紙に穴を開け、蝶番を枠に戻し、もう一度ネジを締めます。

扉と枠がこすれず異音がなくなる

 厚紙を挟んだことにより隙間ができ、扉と枠がこすれず異音がなくなります。厚紙の厚さはハガキ3~4枚分くらいが目安です。

 作業は2名で行うと安全です。ケガには十分気をつけてくださいね。