アメリカ・シアトルに住んで十数年。エディター&ライターとして活躍するNorikoさんに、現地で話題のフードやライフスタイルにまつわる情報を届けていただきます。今回は、日本でもコストコなどで手に入るタヒニソースをご紹介!
すべての画像を見る(全4枚)ヒッピーやベジタリアンが愛する中東のフレーバー
タヒニソースは日本でいうところの練りゴマ、中華でいうところの芝麻醬(ジーマージャン)のようなソース。ゴマからつくる中東の伝統的な調味料ですが、ここ数年のアメリカ人のベジタリアン、ナチュラル志向から一気に注目が集まり、今や多くのスーパーマーケットで見かける売れ筋商品となりました。
見た目といい、食感といい、アメリカ人の大好物であるピーナツバターを思わせるのもポイント。ピーナツバター代わりに、よりヘルシーなタヒニソースを使うという人もいます。
栄養価の高い健康食品ながら、使い方は簡単!
日本人ならゴマの効用はなんとなくわかりますよね。これまでナッツ一辺倒だったアメリカ人は、タヒニソースにより、そのゴマのパワーにあらためて驚いている状況です。
良質な植物性脂肪とプロテインに加え、マグネシウム、鉄分、カルシウムも豊富。使い方も手軽で、野菜や肉にかけるだけで、一品できあがります。パンとの相性もよく、トーストに塗って食べてもOK!
これだけで忙しい朝にもばっちり栄養が取れるので、重宝します。野菜スティックに添えて、ディップのようにして使えば、パーティのオシャレな前菜にもなっちゃいます。
アメリカで人気のタヒニソース活用レシピ
ヒッピーやベジタリアンに大人気の食べ方は、玄米やキヌアの上に野菜をたっぷりのせて、上にタヒニソースをかけた、サラダ丼風のワンプレート。以下にレシピをご紹介します。
[材料]
・炊いた玄米もしくはキヌア 150g
・ケール(ひと口大に切って軽く茹でたもの) 3枚分
・ミニトマト(半分に切ったもの) 5個分
・厚揚げ(薄切り) 半丁
・スプラウトまたは豆苗 1カップ
・タヒニソース 3/4カップ
・レモン汁 1/2個分
[つくり方]
(1) 玄米またはキヌア、ケール、ミニトマト、厚揚げ、スプラウトを順に皿に盛りつける。
(2) レモン汁とタヒニソースをよく混ぜて、上からかけたらできあがり。
お好みで、タヒニソースにおろしニンニクを少々混ぜてもおいしいです。玄米やキヌアの代わりに、冷やしたうどんや中華麺を合わせれば、サラダ麺風にもなりますよ!
これからの暑い季節にもぴったりのメニューです。
【Noriko】
アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『
アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~』(海外書き人クラブ刊)