テレビや雑誌などで、シンプルな生活のアイデアを披露している、整えアドバイザー・阪口ゆうこさん。先日登場したバラエティ番組では、人気女性芸人で同じくミニマリストである平野ノラさんに自宅を披露。その際、化粧品の少なさに驚かれたのだそう。

心からときめく一軍アイテムだけに厳選した化粧ポーチはどのようにしてつくるのでしょうか? 阪口さんに化粧品選びで大事にしている「3つの基準」を教わりました。

ミニマリストは化粧ポーチもミニマルです

限定色!おまけつき!きらびやかで、かわいらしい柄!さまざまな商法で消費者の購買意欲をぐいぐい突いて、乙女心をギュインギュインと震わせる今どきコスメ!

みなさんはどんな基準で買ってらっしゃいますか?店頭でひと目ぼれして買ってはみたものの、家に持ち帰ってあらら?違和感…。そんなことはないですか?私はたくさんありました!なにを隠そう、私は失敗の達人!

どうも汚部屋出身・阪口ゆうこです。

数々の失敗を繰り返すうち、私のなかに選ぶ基準ができあがりました。

選ぶ基準がしっかりあれば、「なんとなく買い」で失敗することもなく、化粧ポーチの中身は必要最小限のアイテムだけに厳選できます。

マイルールに適っているか?そう考えながら買い物するうちに、ひらくだけで楽しいうっとりポーチが完成しますよ。

化粧ポーチの中身はここまでシンプルに!
化粧ポーチの中身はここまでシンプルに!
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化粧ポーチをミニマルにするための3つの基準

●基準(1)価格

いくらいいものでも、続けて購入できなければ意味がありません。ファンデーションなら5000円、マスカラなら1000円台…。そんな風に、アイテムごとに「いくらまでなら出せるか」を明確にしています。

いいものを探せば天井知らずなコスメの価格。ファンデーションなどのベースメイクはある程度のクオリティは譲れないけれど、眉やまつ毛はドラッグストアのコスメでOK!

そんな自分なりの割りきりが大事ではないでしょうか。

●基準(2)サイズ

旅行のときにもいつもと同じアイテムを持って行きます

たとえばビューラーなんかは、やたらとかさばる通常サイズはあきらめて、「トラベル用」などとして販売されている、携帯できるミニサイズをいつも使っています。

「どこにでもついて行きます!」っていうスタンスのものは、やはり重宝。なんだか愛くるしくも感じてきます。

●基準(3)しっくり感

メイクボックスに美しく収まる

じつは、私にとってはこれがいちばん重要かもしれません。

いつも入れているメイクボックスに美しく収まるかどうか。レギュラーメンバーはミニマルな見た目のものが多いので、そこにいきなりカラフルだったり、かわいらしいキラキラつきだったりのパッケージが加わると途端にノイズに。

さらに、取り出しやすさも重視しています。

メイクボックスの中身がモロ混みで満員電車状態だと、どうしても不潔感、雑多感が出てくるので、メイクをする気持ちもズーンとなっちゃんですよね。

すっきりと、必ず使う、一軍のものだけが「お待ちしておりました」と言わんばかりに整列してこちらをみていると、所作まで丁寧になるので内面から美しくなってる気すらします(錯覚)。

化粧品を選ぶ基準があれば衝動買いも減る

このように選ぶうえでの軸ができていれば、店頭で、「思いきって買っちゃおうかな~」なんてことも減ります。そして、「買っちゃったけどあんまりだったな…」なんて、不幸な化粧品も同時に減りますよ。

使わない化粧品でコスメボックスが埋まってるのよね~なんて方は、自分の中の基準を一度見直してみては?

みんなで、メイクを楽しみましょう!

【阪口ゆうこさん】

整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。著書『

家族がいちばん。だから、きちんと選べる。きちんと使える。ゆるミニマルのススメ

』(日本文芸社刊)が発売中。ブログ「

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」を更新中。