アメリカ・シアトルに住んで十数年。エディター&ライターとして活躍するNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルにまつわる情報をレポート。今回は、アメリカからオシャレなラッピング・アイデアについて伝えてもらいました。

ボタニカル・ラッピングのサプライズ
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「ラッピングは自分で!」がアメリカ流

日本に帰省すると、どこの店でも無料できれいに包装してくれて、「これぞ、日本のおもてなし文化!」と、感心することしきり。というのも、アメリカの小売り業界にはこうした包装文化がないのです。

ラッピング・サービスをうたったギフト専門店でもなければ、通常は袋にそのまま突っ込んでおしまい。有料のボックスを買えば包装してくれるのかと思ったら、ただのシンプルな白いボックスだけ渡されたときには、少しガッカリしました。

SNSはギフト・ラッピングのアイデアの宝庫

SNSはギフト・ラッピングのアイデアの宝庫

アメリカはただでさえギフトの機会が多く、ラッピング問題は悩みのタネです。そこでSNSの出番! たとえばインスタグラムにはたくさんのラッピング写真が投稿されていて、参考になります。

個人的に目を引いたのは、花や葉、小枝をアレンジした「ボタニカル・ラッピング」のアイデア。幸い、シアトルは自然豊かな街で、使えそうな植物はそこらじゅうにあります。これはトライしてみる価値あり!

包装後、植物を添えるだけの簡単「ボタニカル・ラッピング」

⇒包装後、植物を添えるだけの簡単「ボタニカル・ラッピング」 https://esse-online.jp/?attachment_id=53440
包装後、植物を添えるだけの簡単「ボタニカル・ラッピング」

やり方はいたって簡単。まずは、庭先などで植物の素材を調達します。ギフトのサイズに合わせて、花や葉、小枝を数本カット。普通に袋や包装紙を使ってラッピングをしたら、袋の留め具やリボンの結び目に、先ほど用意した植物の素材を引っ掛ければ完成です。

とくに引っ掛けるところがなければ、両面テープなどではりつけるだけでもOK。春や夏なら、鮮やかな花や葉をモチーフに、秋や冬なら赤い実や松ボックリなどを入れると季節感が出ます。皆さんも、手づくり品をギフトにする際などにぜひお試しを。100均仕様の包装でも、この技で一気にグレードアップでき、子どもウケもバッチリです。

【Noriko】

アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『

アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~

』(海外書き人クラブ刊)