アメリカ・シアトルに住んで十数年。エディター&ライターとして活躍するNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルにまつわる情報をレポート。今回は、気になるアメリカ食材、アップルソースについて。
すべての画像を見る(全2枚)リンゴの自然な甘さを楽しむ
アップルソースとは、リンゴを煮てピューレ状にしたもの。手づくりもできますが、アメリカではスーパーマーケットなどで大量に売られている市販品を買うほうが一般的です。日本でも、コストコなど輸入食材を扱う店で手に入りますよね。離乳食や子どものおやつとしても重宝しており、アメリカ人はさまざまな使い方をしているのでご紹介します。
まずは、ソースという名の通りの使い方。パンケーキやワッフル、ヨーグルト、グラノーラなどのシリアルにかければ、リンゴの甘みを楽しむスイーツに早変わりです。砂糖やシロップをかけなくても十分おいしい!
砂糖代わりにいろんな料理で使える!
料理にも活躍します。いつものサラダ・ドレッシングにプラスすることで、フルーティーかつマイルドな味わいになります。日本でもリンゴをサラダに入れることがありますが、それと似た感覚ですね。また、焼肉のタレとも好相性! 隠し味として使えます。
カレーに入れて、子ども向けに甘めにアレンジするにも最適。豚肉と相性がよいので、ローストポークやポークチョップ、角煮をつくる際、砂糖代わりに使うのもよいでしょう。野菜ではサツマイモ。アップルソースで煮ると、サツマイモの甘味が引き立ちます。
甘さとしっとり感が焼き菓子にぴったり
ミックス粉を使って焼き菓子をつくる人も多いのではないでしょうか。クッキー、パウンドケーキ、マフィン、カップケーキなどなど。材料の欄に表示されている、つくるのに必要な砂糖の量や油の量に、「こんなに入っているものなのか」と、驚くことも。そこで、アップルソースの出番! 砂糖と油の代わりに、アップルソースを入れてみると、あら不思議。ほどよい甘さとしっとり感が再現できてしまうのです。もちろん、イチから手づくりする際にも、たっぷり入れればリンゴ味の焼き菓子として存在感大。試してみてはいかがでしょう。
【Noriko】
アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『
アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~』(海外書き人クラブ刊)