たくさんのヘルシーフードが生まれる、アメリカ・ロサンゼルス。今、この地のヘルシーコンシャスな人の間で、人気急上昇なのが「カリフラワーライス」。ダイエットや健康維持のため、炭水化物を制限している人の強い味方になっています。LAのライフスタイルに詳しい、現地在住のジャーナリストにレポートしてもらいました。
人気のヘルシー食材!「カリフラワーライス」とは?
すべての画像を見る(全11枚)日本のスーパーでも手軽に購入できるカリフラワー。アメリカでは、カリフラワーがたくさん生産されていることもあり、日本よりも野菜コーナーで幅を利かせています。
これまでは、丸ごとのカリフラワーや、食べやすいサイズにカットされた状態で販売されているものだけでした。それが、最近では「カリフラワーライス」や「カリフラワーパール」という名前で、ダイス状に小さくカットされたカリフラワーが販売されるように!
ヘルシーなだけでなく、ビタミンCも豊富!
カリフラワーを3~5mmにみじん切りしたものが、カリフラワーライス。これが、炭水化物の代用食として人気急上昇中なのです。近くのスーパーのスタッフに聞いたところ、冷凍のカリフラワーライスがとくに人気で、入荷してもすぐ売り切れるそう。ここまで人気になる秘密は、カリフラワーの栄養価の高さにあります。ケールやブロッコリーと同じアブラナ科のカリフラワーは、ビタミンCが豊富で、抗酸化力のある食材なんです!
チャーハンやポテトサラダなど、食べ方いろいろ!
カリフラワーは、色が白い、味が淡白、火を通すとホクホクした食感になることから、ご飯やポテトの代わりとして使うことができます。カリフラワーライスだけ食べても、あまり味がせず、パラパラした感じはタイ米に似ています。その分、味つけは自分好みにできるし、しかも腹持ちもいいといいことづくめ!チャーハンや、マッシュポテトをつくるのにも最適です。
ダイエットでは、炭水化物を我慢する人が多いですよね。炭水化物、糖質オフはもちろん、グルテンフリーなどのダイエット法を実践している人からも支持されています。
基本のカリフラワーライスのつくり方
(1)洗ったカリフラワーを、3~5mmサイズにみじん切りしたら、電子レンジで1~2分ほど加熱(加熱時間は調整してください)。
(2)火が通り、ホクホクした状態になったら完成です。
(3)保存する場合は、火を通さず、みじん切りにしたら、水気をよく切り、冷凍用の保存袋に入れて、冷凍庫へ。
この基本のカリフラワーライスで、チャーハンをつくると、パラパラでおいしく仕上がります。つくり方は、いつものチャーハンのつくり方でご飯の代わりにカリフラワーライスを使えばOKです。
●カリフラワーマッシュポテトのつくり方
マッシュポテトは、言われなければわからないほど、ポテトでつくったものと味と食感がそっくり。ポテトの腹持ちのよさはそのままに、カロリーダウンが可能です。
(1)基本のカリフラワー400gを鍋に入れたら、牛乳を1/2~2/3カップ加えて、中火にします。牛乳はたくさん加えるとその分、やわらかくなるので好みで調整を。
(2)木べらでカリフラワーをつぶすようにしながら火をとおします。
(3)カリフラワーの形が残らず、全体がクリーミーになったら塩コショウで味を調えて完成。あれば、パセリを混ぜると彩りがよくなります。
アメリカのスーパーでは、カリフラワーライスを生地に使った冷凍ピザまで登場。カリフラワーライス活用レシピはこれからまだまだ広がりそうです!