アメリカ・シアトルに住んで十数年。エディター&ライターとして活躍するNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルにまつわる情報をレポート。今回は、アメリカのベッド事情についてです。

アメリカのベッド事情について
アメリカのベッド事情について
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ベッド回りアイテムの多さにびっくり

 日本では新生活スタートのシーズンですね。アメリカでの新生活でいろいろとそろえるに当たり、私がとまどったのはベッド・リネンの種類の多さ。ベッド回りのアイテムは大抵セット売りされているのですが、パーツがたくさんあり過ぎなんです!

 アメリカのTVドラマや映画で、ゴージャスなベッドに枕やクッション、布団か毛布らしきものが何層にも重なっている様子を見たことはありませんか?それらのカバーにはたとえば、シャム、ユーロシャム、ベッドスカートなど、さまざまな名称があります。キング・サイズやクイーン・サイズのベッドだと各パーツは2人分となり、なかには計20個以上入ったセットも!

 日本風に枕カバー1枚とシーツ1枚を探していた私は、かなり困惑しました。

アメリカ人はシーツとシーツの間に寝る!?

シーツとシーツの間に寝る!?

 シーツも日本と違い、ベッドのマットレスをカバーするためのシーツともう1枚、フラット・シーツと呼ばれるものが存在します。これは、前述のマットレス用シーツのすぐ上にセットされるべきもの。毛布や布団は、このフラット・シーツの上にセットされます。つまり、仰向けに寝た場合は、背中側にもシーツ、お腹側にもシーツ、という状態に。

 アメリカ系高級ホテルに泊まった際、何層にも重なるベッドで「一体、どうやって寝ればいいの?」と思った経験がある方も少なくないのでは?

 これは「シーツとシーツの間に寝る」が正解です。

実践してみたらいいことづくめ!

 日本の場合だと一般的に、布団カバー、もしくは毛布やタオルケットが直に肌に当たることになりますよね。汚れやすいので洗う回数を増やしたいところですが、かさばるのが億劫です。でも、ペラ1枚のシーツなら、洗うのは簡単!洗いたてのシーツに上下くるまって眠る心地良さに、ハマること間違いなしです。

 もし寝具をこの春新しく購入するなら、アメリカ式で試してみるのもいいかもしれませんよ。

【Noriko】

アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『

アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~

』(海外書き人クラブ刊)