デッドスペースとなって活用されていない、収納扉の裏や家電の側面…。せっかくなら有効に使ってみませんか? 意外なくらい、ものの管理や出し入れが便利な場所に生き返るかもしれません。身近にあるフックを使った簡単にできる活用術を、住まい方アドバイザーの近藤典子さんに教えてもらいました。
フックを使いでわずかなすき間を生かした収納を
100均ショップやホームセンターなどで売っているフックを使えば、ちょっとした隙間でも、立派な収納スペースになります。もし家に眠っているフックなどがあったら、そちらを活用してみても。
●洗面所の鏡の裏に小物を引っかけて収納
すべての画像を見る(全5枚)鏡裏に粘着式のフックをつけ、洗面所で使う細かいものを引っかけ収納します。「ビューラーや眉バサミなどがすぐに見つけられ、個別に取り出すことができると、あちこち動き回る必要がないので身支度の時間が短縮。フックはかける部分が”レ形”ではなく、”L字”タイプなら浮かずにかけられます」。見た目もスッキリ!
●洗濯ネットをフックで冷蔵庫脇にとめ、レジ袋入れに
洗濯ネットの下半分を折り返し、両端を結束バンドでとめ、大小のレジ袋の収納に。冷蔵庫脇にマグネットフックでとめれば、人目につかずに収納できるし、サイズ別にすっきりと収まり、レジ袋の増加を防止できます」。フックを使い、上下を引っぱってとめるので、しっかり固定されて便利です。
折り返した洗濯ネットを左右計6か所ほど結束バンドでとめる
洗濯ネットの網目に直接フックを引っかけてつり下げる
●つり戸棚の下のスイングフックにカップ類をぶら下げる
よく使うカップ類は、キッチンのつり戸棚の下にスイングフックをつけてぶら下げておくと、出し入れの手間がいりません。「1個フックをあけておくと、調理中の計量スプーンやひもつきの菜箸、トングなどをヒョイっとかけられて重宝しますよ」。空間利用のワザです。
いかがでしたか? フックに限らず、ちょっとした工夫をするだけで、今までしまう場所に困っていたものを隙間にすっきり収めることができるんです。近藤さんは
ESSE5月号でもさまざまなアイデア披露しているので、こちらの方もチェックを!