レジャー費や帰省の交通費など、なにかとお金のかかる夏休み。余計な出費を少しでも抑えるために、日用品を買うときは「本当に必要?」とじっくり考えるのも大事です。
そこで今回は、少ないものをうまく代用することで豊かに暮らしている読者のお宅を訪問。自由な発想で編み出した「代用ワザ」を公開してもらいました。
ものをマルチ使いして、節約&お部屋すっきりを実現
すべての画像を見る(全4枚)本当に使えるものだけを最小限にもって暮らす。そんな割りきりのよい生活で豊かに暮らすFさん。
「必要ないものをもつと、お金も空間もムダにしてしまうことに。ものを買うときは、『本当に必要?』『代用できない?』とじっくり考えます。離乳食用にミキサーを買おうか迷ったときも、すり鉢を使えばいい、と買わずに乗りきりました」
家のなかで増えがちな洗剤や調味料も、Fさんがもつのは最低限だけ。「ないと困る」という固定観念に縛られず、マルチに使い回す発想は参考にしたいものです。
●重曹を芳香剤&洗剤としてマルチ使い
芳香剤は、プリンなどのあきビンに重曹を入れ、エッセンシャルオイル数滴たらして手づくり。
「エッセンシャルオイルは何種類かの香りをそろえ、使い分けて楽しみます」。
香りが飛んだら排水口の掃除に活用。酢をプラスして発泡させると、詰まりやにおいがすっきり。捨てずにムダもなし!
そのあとは掃除に使用します。
●調味料は最低限だけもって、必要なときは調合する
塩や砂糖、ゴマなど調味料は定番のみで、使いきれないものはもたない主義。市販の合わせ調味料に頼らず、必要なときに必要なだけ調合します。あきビンや容器に入れ、オープン棚にすっきり並べて使いやすくするのもポイント。
Fさんのできるだけ少ないもので暮らす姿勢は、夏のボーナスが出たこの時季こそ参考にしたいもの。
家電の買い替えなど大きなものを購入する場合は「本当に必要? 貯蓄にいくら回せる?」とさまざまな角度からチェックして、ムダのない買い物を心掛けたいものです。
またムダな買い物をしないためには、自分がもっているものをしっかり把握できていることも大事とFさん。日常のなかで増えてしまうものを、定期的に処分することで数を把握。アイテムごとに見直しする時期も決めているのだとか。
「ものの処分や定期的な見直しをすることで、要・不要を判断しやすくなりました。それに数をしぼったら、ものと仲よくつき合えるようになった気がします」