「部屋がごちゃつく」「ものが散らかり放大で片づかない」「空間に統一感がない」…。そんな収納&インテリアの悩みを抱えつつも、どうしていいのかわからないという人におすすめしたいのが、「ボックス収納」。困りものを、ただボックスに入れるだけでごちゃつきを解決できます。
どんなボックスを選んで、どう配置すればいいのでしょうか?悩めるエッセ読者のお宅を例に、ルームスタイリストの村上直子さんが解説。より使いやすいように、収納システムを改造してもらいました。
雑誌やオモチャなど、ごちゃつきがちなものはボックスに入れるだけで解決!
●雑誌や本をボックスに入れるルールにして置きっぱなしを防ぐ
ついソファや机の上に置きっぱなしにしがちな雑誌は「読む場所としまう場所が離れているのが原因です」(村上さん)。取っ手つきの低めのボックスを、ソファの下に用意しましょう。その中に、今読んでいる雑誌だけを入れるルールに。「ソファの下を定位置にすれば、すぐにしまえるから散らかりません!読みたい時も手を伸ばすだけで取れますよ」。
背表紙の派手な本などは木箱に立ててイン! ほどよく高さのある木箱なら、遠くからはカラフルな本が見えず、落ち着いた空間に。キャスターをつけると、掃除もラクチンになります。
●紙ものはファイルボックスに入れ、背を向けて配置
散乱しがちな新聞や子どものプリント、カタログなどはファイルボックスに収納しましょう。カテゴリーごとに分けて入れ、ボックスの背を向けて並べれば、雑多な色や文字が見えず、見た目もすっきり!
●オモチャは放り込みや色分けできるボックスに
遊んだまま放置されることのあるオモチャは、イケアの放り込み形式のボックスを活用します。子どもにとってブロックなどの小さいオモチャは片づけにくいアイテム。「ポイポイ投げ入れるボックス収納なら、ゲーム感覚で楽しく片づけができますよ」。
カテゴリーや人別にオモチャをしまうには、内側に色がついたイケアのボックスが便利。「黒が戦隊もの、白がキャラクターものと決めておけば、片づけ時も迷いません」。
いろんな場所で使うカードゲームなどは、持ち運びできるよう、工具箱に入れるのもおすすめ。男前のカッコいいデザインなので、目につく場所に置いておいてもかっこよく決まります。
●洗面所の掃除道具やタオルは深さのある白いボックスに
生活感の出やすい洗面所は、洗剤やタオルを入れるボックスに要注意。「水を使う場所なのでカゴはNG。色は白色に絞り、深さのあるプラスチックのボックスを選びましょう。見える色を減らせば、清潔感がアップしますよ」。
いかがでしたか?
ESSE4月号の「春の収納&インテリア改造大作戦」特集では、そのほかにも、探し物を減らしたい、動線をよくしたい、家族が使いやすくしたいなど、さまざまな声にこたえた収納&インテリアのテクが盛りだくさん!こちらも参考に。