「ものが多すぎ」「いつも散らかっていて全然くつろげない」…。自覚はあれど、なかなか手がつけられない!そんな人にとってこそ、今が実行のとき。新年度を迎える前に、きれいなお家にリセットしましょう。
今回は片づけられないESSE読者のお宅の片づけ改造を例に、さまざまな整理収納のアイデアをご紹介。助っ人役として登場していただくのは、テレビや雑誌で片づけのプロとして活躍する、収納王子コジマジックさんです。
靴やオモチャがつめ込まれたゲタ箱を、コジマジックさんがすっきり改造
収納王子コジマジックさんが訪ねたのは「とりあえず見える場所さえきれいならOK」という安易な考えのもと、収納スペースにごちゃごちゃとものを押し込んでしまっている廣瀬さんのお宅。「なにがどこにあるのかわからなくて使いにくい!」というこのお宅を、コジマジックさんが変身させます。
コジマジックさんがとくに気になったのが、家族全員の靴や子どもの外遊び用オモチャ、レイングッズなどが乱雑につめ込まれたゲタ箱。家の顔である玄関をすっきりさせるため、ゲタ箱内を改造することに。
「家族のものが入り乱れてしまうのは、使うたびにみんなが違う場所に戻しているせい。ママのものはここ、お兄ちゃんのものはここ…と人別に収納スペースをゾーン分けして、戻しやすい仕組みをつくりましょう」と、早速作業を開始。
・BEFORE…出かける際に目当ての靴がなかなか見つからず、イライラすることも
・AFTER…プラカゴやタオルかけを駆使して、ばらばらになっていたアイテムを整理。ひと目でわかるゲタ箱に
●棚を色紙で人別に分け、汚れ防止シートを敷く
棚に色紙を敷き、パパは青、ママはオレンジ…と人別に色分け。あいている場所に靴を戻すのではなく、自分のスペースに戻すようになれば、迷子防止に。「靴の汚れ防止に、上に透明シートを重ねれば掃除もラクラク~」とコジマジックさん。
・改造に使ったのは…色紙とPPシート
●傘はタオルかけを使って取り出しやすく
扉裏に粘着式のタオルかけをつけ、傘の置き場に。コジマジックさんいわく「ポイントは下にもうひとつタオルかけをつけること。扉のあけしめのときに傘がガタつくのを防げますよ」。
・改造に使ったのは…タオルかけ
●棚にジャストサイズのカゴを入れて空間をフル活用
ギュウギュウにものをつめ込んでいたサイドの棚に、ぴったり合うサイズのカゴを買いたし、レインコートや来客用スリッパ、園芸用品を整理。目当てのものの取り出しがスムーズに。
・改造に使ったのは…プラスチックバスケット
目当てのものがすぐに探せる玄関が完成!
ものが混在していたスペースが、機能的な収納に大変身。「どこになにがあるかも一目瞭然になりました!」と廣瀬さんも大喜び。
このあとも、家族の服が混在したクローゼットや収納スペースを活用できていない洗面所を改造してくれた収納王子コジマジックさん。その目からウロコの収納テクニックは『
ESSE2017年4月号』でチェックしてくださいね!
【収納王子コジマジック】
本名・小島弘章。日本収納検定協会代表理事。片づけ、収納、住まいのプロでありながら、タレントとしても20年の芸歴を積む。年間講演依頼数は200本以上、著書・監修本は累計30万部を超える。お片づけを楽しむ検定「収納検定」をスタート