一生懸命部屋をきれいにしても、しばらくするとグチャグチャに…。その繰り返しにいいかげんうんざりしている人必見の、簡単収納術を公開します。自分に合った収納システムさえつくれれば、あとはがんばらなくてもOK。ストレス知らずで、きれいが続きます。

「昔は片づけ下手でした」と語る収納スタイリストの吉川永里子さん。当時まず心がけたのは「ものを元に戻す習慣」でした。今ではプロの片づけ上手に大変身した吉川さんが、実践している習慣を教えていただきました。

ものを片づける習慣をつける

「まずは、“片づけの3つの聖域”と私が呼んでいるテーブル、ソファ、床からスタート。その上になにもない状態をつくります。すっきり片づけた達成感が脳にインプットされると、不思議と散らかっている状態が気になるようになるんです」。

そこから少しずつ部屋全体に目を向け、片づけエリアを広げていくといいそうです。

●1日1回リセットする習慣をつける

1日1回リセットする習慣をつける
苦手な片づけを克服した「ストレスゼロの収納術」
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ものをあるべき場所に戻して片づけることがリセット。「夕食前や寝る前、外出する前など、1日1回リセットするタイミングを決めて実行するようにすると、家族みんなが気持ちよさを感じ、習慣化していきます」。

●ひとつ増えたらひとつ減らす

ひとつ増えたらひとつ減らす

たとえば新しいスニーカーを1足買ったら、古いスニーカーを1足減らす、というように一定量をキープ。「ここでパンプスを減らしても、あまり意味がありません。同じカテゴリーのアイテムを循環させることが大切なのです」。

●すべてのものに定位置を決める

すべてのものに定位置を決める

ものが出しっぱなしになる大きな要因のひとつは、戻す場所がないこと。「どんなものにも居場所を決めておけば片づけは簡単。使う場所に定位置をつくると、さらに戻しやすくなります」。

●すぐしまえないものや作業待ちのものには、一時置きをつくる

すぐしまえないものや作業待ちのものには、一時置きをつくる

湿気を飛ばすため一定期間干しておきたい服、返信する必要のある手紙や処分予定の本など一時的に出したままにしておくものにも専用スペースを設けます。

すぐしまえないものや作業待ちのものには、一時置きをつくる2

「一時置きにも定位置を決めることで、散らかり防止に」。

●ものの数を家族が使う分だけに絞る

ものの数を家族が使う分だけに絞る

普段使いのコップやカップは、家族の人数と同じ4個しか持たない吉川家。「たくさんあると、次々に新しいものを出して使いがち。必要なら洗えばいいだけ。場所もとりません」。