処分しにくいのに、意外と場所をとる日用品といったら、ズバリ服と靴! おしゃれが好きな人はもちろん、そうでない人もなぜかクローゼットがいっぱいになりがちです。ファストファッションで安く買ったインナーなども意外に長もちするので「首の伸びきったインナーも捨てられない…」という人も多いはず。

 そこで衣類の「捨てどきの見極め方」を整理収納アドバイザーの中山真由美さんに教わりました。「くたびれてるけどまだ着れる…」「履いてないけどもったいない…」という人は試してみる価値ありです。二度とクローゼットやゲタ箱がパンクしない「しまい方のコツ」もありますよ。

散らかる衣類の適正量は「傷み」「着心地」で冷静に判断

●下着

捨てどき:タグの文字が薄くなったら処分のサイン
しまい方:四角くたたみ、引き出しに立てて収納

タグの文字が薄くなったら処分のサイン
タグの文字が薄くなったら処分のサイン
すべての画像を見る(全4枚)

タグの文字が薄くなったら捨てどき。「機能性インナーの場合、効果は1シーズン限りなのでシーズンオフに処分を」。しまうときには、インナーは袖を内側にたたみ三つ折りに、ショーツは底をゴム部分に収めるように折り、それぞれ引き出しに立てて収納

●靴下

捨てどき:たるみなど、はき心地が悪くなったら交換
しまい方:1シーズン3枚と決め、仕切りボックスに

靴下は、数があると中途半端に古びてしまうことに。「春夏・秋冬用それぞれ3枚にし、フィット感がなくなったり、ゴムのたるみや生地の傷みに気づいたら新品に交換。気持ちよくはけて、整理もラクです」。仕切りボックスに収め、引き出しへ

●バッグ

捨てどき:2年以上使わなかったものは処分
しまい方:3つに絞り、持ち出しやすい場所でキープ

バッグは数があっても使うのは決まったものになりがちです。「2年以上使っていないものは処分し、3つに絞って。普段使いのものは1シーズン限りと決め、毎年交換してもいいですね」。リビングや寝室の入り口近くなど、持ち出しやすい場所でキープします

●アクセサリー

捨てどき:1年使わなければ整理を。ゴールドは換金!
しまい方:普段使いはつるし、冠婚葬祭用は別に収納

アクセサリーの整理の目安は1年間。「リサイクル店を上手に活用しましょう。とくにゴールドは高く売れます」。普段使いのものはからまないようコルクボードやS字フックにつるし、パールなど冠婚葬祭用はふくさなどと一緒にボックスで収納

●子ども服

捨てどき:締めつけはサイズ替えのタイミング。早めに手放す
しまい方:きちんと着られるよう実寸別にキープ

締めつけはサイズ替えのタイミング

体を締めつけたり、着心地が悪いようなら、手放す方向へ。「早めにリサイクル店へ。あまり着ていない服も子どもに確認し、『嫌い』と言ったら処分」。子ども服は、同じ○○cmでも着てみるとジャストなものと大きなものが。そのとき体に合うものを着られるよう、実寸別に分けて収納します

●タオル

捨てどき:端がほつれたらぞうきんにして
しまい方:たたんで縦置きし、使うところの近くに

古びたタオルはしまい込まず、端の糸がほつれたらどんどんぞうきんに。「フェイスタオル、バスタオル、ハンドタオルそれぞれ家族の人数分+2枚あれば十分です」。取り出しやすくたたみ、キッチンや脱衣所など使うところの近くに立ててスタンバイ

●靴

捨てどき:2年履いていない靴はこの先も出番なし!
しまい方:家族ごとに棚を分けて収納

2年履いていない靴はこの先も出番なし!

「2年以上履いていない靴、また、かかとを3回直した革靴は大抵傷んでいるので処分します」。家族それぞれに棚を分けて収納しますが、パンプスはつま先、革靴はかかとを前に向け、小さな子どもの靴はカゴにまとめると、取り出しやすくて◎

●傘

捨てどき:家族の人数+1本が定量。ビニール傘も1本に
しまい方:ゲタ箱などの中にしまって出しっぱなしにしない

家族の人数+1本が定量。ビニール傘も1本に

傘はたくさんあると、傘立てに入れっぱなしになりがち。「家族の人数分+予備の1本に絞り、ゲタ箱や物入れに。玄関に傘立てを置くと散らかって見えるのでNG」。来客用にビニール傘を用意する場合は、1本だけに絞るのもきれいが続く秘訣