日々の探しものに時間がかかると、イライラが募るものです。わが家の散らかりようをいったんリセットして、いつか整理整頓したいけれど、上手な収納の仕方がわからない…。そんな悩みを抱えたまま、足踏みをしている人は多いのではないでしょうか。
4月に新生活が始まれば、ますます忙しくなって片づけのための時間は取れなくなりがちに。もしかしたら、手をつけるのは今のうちかもしれません。収納スタイリストの吉川永里子さんに、ラクに片づいて探しものが減る「セット収納テクニック」を教えていただきました。
さまざまなボックスに関連するものをひとまとめに!セット収納のアイデア
●開封したものとストックを分けずにまとめる
すべての画像を見る(全4枚)保存袋やコーヒー、乾物など、形状もバラバラでどうしてもゴチャついて見えがちなキッチンの食品棚。そこで活躍するのが深さのある持ち手つきのボックス。
「容量の大きいボックスに開封分とストックをバラバラにしまわず、一緒にしまうようにしましょう。持っている量も把握できてムダ買い防止にもなります」(吉川さん)
持ち手つきなら、高い場所に置いても取りやすいので、デッドスペースになりがちな高い棚もムダなく使えるというメリットもあります。
●よく使う調味料はまとめてボックスに!
毎日の料理で使う調味料は、しまい込まずに出しっぱなしにすると調理がスムーズになるものです。出しっぱなしにするとキッチン台の上が雑然と見えそうですが、ここでもボックスを使えばすっきり収納できます。
「液ダレする油などの調味料を、まとめてボックスに入れるようにしてみましょう。キッチンが汚れず、ふき掃除をするときも、ひょいっと持ちあげるだけ。ストレスが減りますよ」
●ゴミ出しグッズもセット収納が便利
いざゴミ出しするときに文具入れからハサミを出して、工具箱からビニールひもを出して…となると面倒なものです。
「捨てるときにゴミをまとめるハサミやヒモは、まとめて置けばゴミ出しの手間と時間を短縮できます。動線も考えてゴミ出しの準備をする場所の近くに配置するようにしましょう」
●お酒とおつまみは近くにセット!
せっかくゆったりとお酒の楽しみたいときに、おつまみを探しにわざわざキッチンに行くのは面倒ですよね。お酒を楽しむ場所の近くに、お酒と一緒におつまみをボックスに入れて置くと便利です。
「ダイニングでもリビングでも、手の届く場所に置ければさらにラクになりますよ」
いかがでしたか?
ESSE4月号「春の収納&インテリア改造大作戦」でも、吉川永里子さんによる、暮らしをラクにするアイデアを紹介しています。新生活が始まってしまう前に、一度家じゅうを見直してみてはいかがでしょうか。