友達づき合いとは違い、避けてはとおれないのが義母とのつき合い。ESSE編集部でアンケートを募集したところ、ひと昔前の「嫁姑戦争」ほど大変なことにはならなくても、みなさんいろいろと苦労されている様子がうかがえました。とくに困る、という声が多かったのは、義母本人は悪気がないケース。子育てに協力してるつもりだったり、親切心からだったりする行為がいい迷惑になってしまう、という残念な結果になっているようなのです。
みなさんのまわりにもいませんか?そんなありがた迷惑な義母のエピソードをご紹介します。
義母の親切心からの行動が、時としてありがた迷惑になることも…
●賞味期限ぎれの食品に味見したスプーン…。感覚の違いに困っています(Kさん・37歳)
子どもにおやつをくれるのはありがたいのですが、それが、賞味期限ぎれの食品や、開封して食べかけのお菓子であることがしばしば…。子どもはお菓子を欲しがるけど、おなかを壊さないか心配です。
料理をつくってくれることもありますが、「いつから冷蔵庫に入っていたの!?」と思うような古い食材を使ったり、味見をしたスプーンでそのままお鍋をかき回したりしています。
感覚の違いなのでしょうが、もちろん指摘するわけにもいかず、はたで見ていてハラハラするばかり。いちばん驚いたのは、子どもがまだ小さかった頃、子どもの口に乳首を含ませたこと。
「母乳と思って吸いつくかと思ったら、吐き出した」と笑い話のように語っていましたが、わ、笑えない…。
●行動的すぎる義母の思いつきに振り回されて…(Bさん・46歳)
年をとっても行動的な義母。元気なのはなによりですが、頻繁にあるアポなし訪問に参っています。こちらの都合も聞かず、思い立ってはクルマを運転して、突然わが家にやって来るから、こちらは大あわて。
先日も、家族みんなで出かけようとした矢先に、「今から行くから」と突然の電話。これから出かけるからと伝えても、「ごめ~ん、もう高速に乗っちゃって引き返せないの」と、まったく意に介さず。結局、その日のわが家の予定はキャンセル。家族で義母の到着を待ちました。
こういうことが1度や2度ではありません。来てもらうこと自体は構わないので、事前に伝えてもらえればありがたいのですが…。
●実家の親を巻き込まないで。私はまだ死にません!(Nさん・35歳)
実家とは遠く離れたところに嫁ぎました。私が体調をくずして、ひと晩だけ入院したときのこと。入院といってもただの風邪で、大事をとっての措置だったので長引く心配もありませんでした。
遠くに住んでいる両親には心配をかけたくなくて黙っていたら、義母がわざわざ実家へ電話。朝7時のいちばん忙しい時間帯に電話をかけて、まるで私が死にかけているかのように話を10倍にもふくらませて伝えたそうです。両親も、朝イチに電話がくるなんてよっぽどの緊急事態だと、ひどく心配したとか。そりゃそうですよね。
善意からの行動だとしても、なぜそこまで大げさに伝えたのでしょうか。その話を両親から聞かされて以来、義母にはあまり何でも話さないスタンスにして、ちょっと距離を置くようにしています。
いかがでしたか?悪気がないだけに、強く言えないのがやっかいな「ありがた迷惑」。あまりに度を超えると、ありがたい気持ちも薄れてただの迷惑になってしまいます。
正面衝突は避けて上手に距離を置きつつ、しばらく様子を見てみるのもいいかもしれません。