ママ友とのLINEなどのSNSのやりとり、円滑にできていますか?自分が忙しかったりすると、メッセージが返せないこともありますよね。また、SNSでのやりとりは行き違いが多いもの。こうしたことが原因で、ママ友とのトラブルが起こることがあります。

 ここでは、よく起こるトラブル例をご紹介。SNSのスマートな使い方を、「ママ友カウンセラー」の熊沢さなさんにアドバイスしていただきました。

ママ友とのLINEなどのSNSのやりとり
すべての画像を見る(全2枚)

LINEのタイムラインで攻撃!?ママ友とのSNSでよくあるトラブル例

 熊沢さんによれば、ママ友同士のSNSでは次のようなトラブルが多いのだそうです。

「ここ最近、LINEのタイムラインを使った『ママ友攻撃』のご相談をお受けすることが多くなってきています。たとえば、LINEのタイムラインを公開設定してから、ひとりのママさんの悪口や愚痴を複数のママさんたちで書きまくるといったことです。
ママ友に対して、こんな嫌なことがあった、ここが許せない、自分の考えが正しいと主張するなど、心の中でフツフツと湧き上がる感情やストレスを、グループラインよりも多くの人が目にするタイムラインで爆発させるといった感じです」

 そのほかにも、次のようなトラブルや嫌がらせが起こっているそうです。

・メッセージを読んでも返信をしない「既読スルー」をわざとする
・すぐに返信しないことなどを理由に、悪口や脅しのメッセージを送る
・タイムラインで、ほかのママ友との仲よしアピールをして見せつける

ママ友とのSNSにまつわるトラブル。回避や悪化を防ぐには?

ママ友とのSNSにまつわるトラブル。回避や悪化を防ぐには?

 どうすればこのようなSNSトラブルを回避できるのでしょうか。また、一度複雑に絡まってしまった人間関係を、これ以上悪化させないようにするにはどうすればいいのでしょう。

●SNSに支配されず、自分が主導権を持って便利に使う

「SNSは、あくまでツールのひとつ。便利な道具の一部と考えて、その道具に振り回されないことが大切です。道具は、自分の都合のいいように使っていいんです。『既読スルー』は、スルーするくらいでちょうどいい。見たくないタイムラインは見ない。毒になるグループラインからは遠慮なく退出する。攻撃は放置する。このように、主導権はいつも『自分』にあることを意識して行動しましょう」

●自分の気持ちや意見はきちんと伝え、相手の反応は気にしない

「どんなによい人でも、嫌われるときは嫌われます。嫌われることを恐れて曖昧な返事をするよりも、自分の気持ちや意見はちゃんと伝えたほうが、トラブルも起こりにくくなります。伝えることをしっかり伝えたあとの相手の反応は、気にしなくても大丈夫。どう受け取るのかは、相手の問題です。相手の反応に執着しないほうが、なにより自分の気持ちがラクになりますよ」

●相手に気を遣いすぎない

「SNSでのやりとりはあまり深刻に考えすぎず、相手に気をつかいすぎないことも大事です。相手からプレッシャーを感じてしまう場合は、先ほどもお伝えしたとおり、やめる主導権は自分にあり、SNSはただの道具のでしかないことを、頭の片隅に置いておくことがポイントです」

 SNSにおけるトラブルは、工夫次第で避けることもできます。ぜひこれらのことをヒントにして臨機応変にうまく対応し、SNSを楽しく使いましょう!