アメリカ・シアトルに住んで十数年。エディター&ライターとして活躍するNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルにまつわる情報をレポート。今回は、寒い日が続くシアトルのカフェで、ほっこり体が温まる人気ドリンク、ホットチョコレートをご紹介。もうすぐバレンタインを迎えるこの時季にもぴったりです。意外によく知らなかった、ホットチョコレートについて学んでみましょう。
すべての画像を見る(全3枚)シアトルでは、ココアではなくてホットチョコレートを飲む
日本の冬の定番ドリンクに、ホットココアがありますよね。粉末をお湯で溶かして飲むミルクココアは、小さいころから慣れ親しんだ味です。そのため、私がアメリカに来てからカフェで見かけた「ホットチョコレート」というメニューは謎の存在でした。「これって、日本でいうところのココアなの?」と…。
でも、実際にカフェでホットチョコレートをつくっているところを観察してみると、ココア粉末ではなく、「チョコレート」を溶かしてるんですよね。たまに溶けきっていないのもご愛敬。とろとろのチョコレートとミルクの組み合わせは濃厚で、体が温まると同時に幸せな気分に浸れます。
※シアトルのカフェ「Chocolati」では、自家製チョコレートをスチーマーとミックスしたホットチョコレートを提供しています
ホットチョコレートは家庭でも簡単につくれます
家庭でも市販の板チョコレートと牛乳で、ホットチョコレートが簡単につくれます。以下、レシピを紹介しましょう。
[材料]
・牛乳 1カップ
・板チョコレート 1/2枚
・生クリーム 適量(なくても可)
[つくり方]
(1) 牛乳と砕いたチョコレートを鍋に入れ、10分くらい中火にかける。
(2) へらなどで軽くかくはんし、チョコレートが溶けたら、カップに注ぐ。お好みで、生クリームをそのまま、またはホイップして入れたらでき上がり。
私は生クリーム入りのホットチョコレートが好きで、カフェで注文するときも必ずたっぷりと入れてもらうのですが、生クリームではなくマシュマロを浮かべてもすてきです。子ども向けには、カラースプレーチョコを散らすこともあります。
板チョコレートは個人の好みなのでなんでもよいですが、カカオの含有率60~70%くらいのものがホットチョコレートによく使われているようです。あっさりした味が好みなら、チョコレートの量を減らしたり、カカオ含有量高め、砂糖少なめのチョコレートを使ったりしてみてください。
この冬、シアトルではめずらしく雪が何度も降り、寒い思いをしています。体をホカホカと温めてくれるホットチョコレートは、寒い中で勉強に励む受験生の味方になってくれるでしょう。