幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。
バレンタイン一色の季節。ではありますが、チョコレートがかなり大好きな私は、一年じゅうチョコレートを楽しんでおります。高価なチョコレートはもちろんおいしいのですが、スーパーマーケットやコンビニエンスストアにある、定番の板チョコも、とってもおいしいですよね。そんな市販の板チョコのおいしい食べ方をご紹介しますね。
あったかいパンのすき間に、板チョコとチーズをインするだけでおいしい朝食に
私は、朝ご飯にチョコレートを出すことが少なくありません。グラノーラに入れたり、ヨーグルトに混ぜ込んだり…。なかでもおすすめは、あたたかいパンにはさんでいただくことなんです。
●チョコとクリームチーズサンドのつくり方
[材料](パン2個分)
・好みの丸パン 2個
・板チョコレート パン1個につき2かけ
・クリームチーズ 適量
(1)パンに切り込みを入れ、オーブントースター(750W)で3~5分ほど温めます。今回はパンを温めてから切り込みを入れましたが、もちろん温める前に切り込みを入れても大丈夫。
(2)パキパキっと割った板チョコをはさみます。パンが温かいうちにはさむことが大切です。
はさんだらちょっとだけ待ちます。そうすると…
ほら!こんな風にとろっと溶けたチョコレートを、ほかほかにあたたたかいパンと一緒に楽しむことができるのです。これだけでも十分おいしいのですが、さらに、クリームチーズをはさむと…クリーミーで甘じょっぱくて、お口に幸せが広がり、またおいしい!おすすめです。
ぱくり!お口いっぱいにほおばる、二女のひなさん。「うーん、本当においしい!」。
ミルクや、コーヒーなどお好きな飲み物を添えてどうぞ。
【幸栄(ゆきえ)】
1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、
toiroを始める。 著書に『
「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『
パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『
あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある。