2月14日はバレンタインデー。最近では、愛の告白というより、「ありがとう」を伝える機会になっているようです。パートナーや職場に、スマートに気持ちを表したいものですが、はたしてどのようにすればよいのでしょうか。
そこで今回は、プレゼントに添えて、日ごろの感謝の気持ちを伝える、手紙の書き方をご紹介。手紙の書き方マスターコンサルタント・青木多香子さんに上手に感謝を伝える方法を教わりました。
ひと言メッセージで、押しつけがましさをなくす
感謝の気持ちを伝える手紙といっても、決して長く書く必要はありません。ひと言でも、手書きするだけで、「自分のために手書きしてくれた!」と、贈りものの価値も、もらい手の喜びも倍増するものです。
試していただきたいのが、100円ショップや、文具店でも200円前後でも買える「ミニカード」。白地のカードに、マスキングテープやデコレーションテープをはって、オリジナルのカードをつくるのもいいでしょう。
紙袋やリボンに差し込めるカードなどもあります。
すべての画像を見る(全3枚)夫への感謝を上手に伝える
日頃、照れくさくて、感謝の気持ちを言葉にしていないという方は、ぜひこの機会を利用してみては。
・「いつもありがとう」
・「お仕事、おつかれさま。いつもありがとう。」
・「○○さんと一緒にいられて幸せ。感謝を込めて」
などが例になります
さらに、感謝の言葉にプラスして、下の写真の例のような“未来につながる表現”があると、夫婦の絆が、一層深まるのではないでしょうか。
上司や同僚へのメッセージは「ハート」に注意
職場の上司や同僚、習い事の先生など、日ごろお世話になっている方たちへも、プレゼントに添えて、ひとことを。
ただし、相手が異性の場合は要注意です。本人はもちろん、相手のご家族に、勘違い・余計な心配をさせないためにも、ハートがいっぱいついているカードや、文末にハートマークなどは避けた方が無難です。
また、手紙を書くときは、呼びかけも大事です。
・「いつも笑顔が素敵な由紀さん」
・「いつも丁寧な鈴木さん」
・「いつもパワフルな佐藤先生」
このように、「褒め言葉+名前」で、相手の心をぐっとつかむことができます。
メッセージ内容は以下のようなものが例に。
・「感謝をこめて」
・「日ごろの感謝の気持ちです」
・「ありがとう。ほんの気持ちです」
一筆箋を使うと、より丁寧な印象を相手に与えます
少し長めに、しっかり書きたい方には、ミニカードより大きく、便箋より小さいサイズの、「一筆箋」のほうが好ましいです。
その際は、
・具体的に感謝したい行動
・なぜそのプレゼントを選んだのか
をポイントに書くとよいでしょう。
手書きのメッセージはうれしいもの。相手の喜ぶ姿に、自分も笑顔に。
バレンタインデーは感謝を伝える絶好の機会。気をつけるべきポイントを押さえれば、信頼関係を深めるよいきっかけになるでしょう。