寒いのもひと段落、と思ったら日差しが気になる季節がやってきました。シミ、シワ、たるみといった、肌老化を進ませる紫外線は、これから夏に向けて増加します。
まだ日差しは穏やかに思えますが、UVケアの季節はもうスタート。自らも白肌をキープし、UVケアに詳しい、美容家の深澤亜希さん直伝の日やけ止めの塗り方をマスターして、美肌を守り抜きましょう。

深澤亜希さん
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日やけ止めをムラなく塗れば、肌ダメージを防げます

「紫外線はメラニンを生成してシミを増やすだけではなく、シワやたるみも引き起こします。こうした紫外線による肌ダメージは光老化と呼ばれ、肌老化の原因の約8割を占めます」と話す深澤さん。
そのため、紫外線対策をきちんとした人とそうでない人では、見た目の肌年齢に20歳以上(!)の差が出ることがあるとか。
「紫外線量が増えるこれからの季節は、家にいてもガラス窓を通して紫外線を浴びてしまいます。長時間外出しないときでも、毎日のスキンケアに必ず日やけ止めをプラスしましょう。近年の日やけ止めの進化はすばらしく、正しい量をムラなく、丁寧に塗れば、肌ダメージは軽減できます。今から始める万全のUV対策で、美肌に差をつけて」

美容家が教える日やけ止めの塗り方

量をケチったり、塗り残しがあったりすると効果は半減。「必要な量の1/4ほどしか塗れていない人も多いです。丁寧に、隙間なく塗り、徹底ガードを!」。

(1)規定量の日やけ止めを5点置きし、広げる

5点置きして広げる

両頬、おでこ、あご、鼻の5か所に置き、中指の腹を使って内側から外側へのばします。「中指は、ほどよく力が入るので、細かい部分もしっかり塗れます」。

(2)あご下からデコルテにも塗っていく

あご下からデコルテにも

首からデコルテのゾーンが白いと、見た年齢が若く見える効果が。「あごの下からデコルテへと、上から下へ向かって日やけ止めを塗ります。リンパの流れも同時に促進して」。

(3)耳から首の後ろ、腕などにくまなく塗る

くまなく塗る

忘れがちなのが耳や首回り。「まとめ髪の人は耳回りの日やけに要注意。首の後ろ、うなじなど前から見えない部分も丁寧に」。このあと腕にものばして。

(4)やけやすいところに重ね塗りする

重ね塗りする

点線内の頬や、額から鼻筋のあたりは、シミができやすい=やけやすい場所。「頬や額の高いところには、再度重ね塗りを。少量を点置きし、指の腹でのばします」

日中のケア!顔の塗り直しはファンデでリタッチ。ボディはUVコスメをもう一度

UVコスメをもう一度

汗をかいたり、こすれたりしたら塗り直しを。「顔はパウダーファンデでリタッチを。パフでポンポンと軽くたたくと、きれいに仕上がります。腕などボディは、ボトルから日やけ止めを直接絞り出し、指の腹を使ってムラなくのばしましょう」

毎年、南国のリゾートに出かけているという深澤さんも、この方法で白肌をキープ。

ESSE4月号

では、ほかにも日やけ止めの選び方や、美白コスメの効果的な塗り方など、紫外線が増える季節に役立つ情報を掲載しています。