正月太りが気になるこの時季。脂肪が燃える食材をとって、体型をケアしてみませんか。脂肪を燃やす効果の高い、代表的なお助け食材は以下の16種類。どんな栄養がどのように効くのかを知るとともに、より効果を高めるとり方のコツをマスターしましょう。教えてくれたのは管理栄養士で、医学博士の本多京子さんです。
すべての画像を見る(全7枚)脂肪を燃やす効果の高い代表的な食材6つ
●ショウガ:加熱してとると温め効果バツグン
ショウガは脂肪燃焼に役立つ代表的な食材。とくに加熱すると、ジンゲロールという辛味成分がショウガオールに変わり、温め効果がよりアップ。その結果、体がポカポカして血流がよくなると同時に、内臓機能が活発になって全身の新陳代謝も高まります
●酢:毎日大さじ1杯で脂肪をためにくい体に
酢の主成分は酢酸。この有機酸には脂質の合成を抑制したり、燃焼を促進させて内臓脂肪を減らす働きがあります。また、毎日大さじ1杯とるだけで、コレステロール値や血糖値を改善したり、血中の中性脂肪を減らせるので、メタボ対策にはうってつけ
●ニンニク:におい成分が血のめぐりをよくする
ニンニクに含まれるにおい成分のアリシンには、エネルギー代謝に欠かせないビタミンB1の吸収率を高める働きが。また、アリシンが変化してつくられるアリル化合物には、血流をよくしたり、コレステロールの上昇を抑える働きがあります
●カレー粉スパイス類:体温を上昇させて代謝を促進
スパイス類には代謝を助ける働きがあります。なかでもカレー粉には唐辛子、ターメリックやガラムマサラなどスパイスが多く使われているので、積極的に取り入れて。辛味と香りの効果で減塩でもおいしく食べられるというメリットも
●ネギ:体を温めてエネルギー代謝を促す
ネギには体を温める作用がありますが、これはイオウ化合物であるアリシンがビタミンB1と結びついて、エネルギー代謝が促進されるから。この効果は白根の部分の方がすぐれているので、脂肪燃焼のためには葉ネギよりも白ネギの方がおすすめです
●唐辛子:辛味成分が血行をよくして脂肪を燃焼
唐辛子の辛味成分であるカプサイシンには、血行をよくして発汗を促す働きが。そのため、体内に蓄積された脂肪を燃やす効果が大。赤唐辛子や一味唐辛子のほか、唐辛子が含まれる豆板醤やユズコショウ、キムチなども上手に活用しましょう
まだまだある!脂肪を燃やす食材10選
脂肪を燃やす食材はほかにもいろいろ。上の食材と組み合わせるなどして、上手にメニューに取り入れると、さらに燃焼力を高めることができます。
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●キノコ
ビタミンB群でエネルギー代謝を助けるほか、食物繊維も多いので血糖値の上昇を抑える働きにもすぐれています
●サバ
青魚に多く含まれるDHAには脂肪分解酵素であるリパーゼを活性化する働きがあると期待されています
●イカ・ホタテ
タンパク質に含まれるアミノ酸の一種、脂肪の燃焼を促進するアラニンやアルギニンなどを含有
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●こんにゃく
水溶性の食物繊維が腸内環境を整えて、吸収をゆっくりとさせ、血糖値の急上昇を抑える作用もある
●タマネギ
アリシンをはじめとするイオウ化合物が、血中脂質を改善。血液をサラサラにしてくれる働きも
●海藻
ミネラル成分のヨウ素が新陳代謝を活発にし、エネルギー代謝を促進。水溶性の食物繊維も豊富
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●ラム肉
アミノ酸の一種で、脂肪を燃やしてエネルギーに変換するカルニチンが、肉類のなかでもっとも多い
●カツオ
燃焼系栄養素のカルニチンを多く含むほか、青魚なのでDHAも豊富です
●コーヒー
特有の香り成分や苦味物質などに、脂肪の代謝を助ける働きが。運動をする前に飲むと燃焼効果がアップ
●お茶
渋味のもとであるカテキンが脂肪分の吸収を抑制。継続して飲むと体脂肪の低減にも役立ちます