アメリカ・シアトルに住んで十数年。エディター&ライターとして活躍するNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルにまつわる情報をレポート。今回はお届けするのは、冬のパーティーのデザートにぴったりのレシピです。

オーブン料理はアメリカのママの強い味方

アメリカの「焼くだけオーブン料理」の代表格であるキャセロール。
アメリカの「焼くだけオーブン料理」の代表格であるキャセロール。
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 アメリカの「焼くだけオーブン料理」の代表格であるキャセロール。耐熱容器に材料を入れてオーブンで焼くだけという簡単レシピが人気を博しています。でも、キャセロールはおかずに限りません。デザートとしても優秀で、やっぱり焼くだけ(笑)。一度で大量につくれるので、おかず版キャセロール同様に、冬のあったかパーティー料理として大活躍しています。

思い立ったら家にある材料でつくれる簡単なパーティースイーツ

 今回紹介するレシピは、アメリカ人が大好きなブレッドプティング風キャセロールです。横文字ならではのおしゃれ感とは裏腹に、じつは普段から家にあるような材料でパパッとつくれてしまいます。急な来客時にも重宝しますよ。

 おもてなしには演出も重要なもの。できたて、熱々を、焼き皿ごとテーブルに運んで取り分けると、大皿料理であるキャセロールの魅力がより引き立ちます。大人も子どもも楽しめる、にぎやかなデザート・タイムに。

[材料](8~10人分)

・バナナ(スライスしたもの) 3本
・レーズン 1/2カップ
・牛乳(ココナッツミルク、アーモンドミルクでも可) 2と1/2カップ
・ちぎった食パン 150g
・卵 2個
・砂糖 1/2カップ
・塩 ひとつまみ
・バニラエッセンス 小さじ1(なくても可)
・バター 適量

[つくり方]

(1) オーブンは200℃に予熱し、耐熱皿の内側全体にバターを塗っておく。大きめのボウルで牛乳、卵、砂糖、塩、バニラエッセンスをよく混ぜてから、さらにバナナ、レーズン、食パンも入れて、ひたひたにした状態で15分くらい置く。

(2) パンがやわらかくなったら、ボウルの中身を耐熱皿に流し入れ、オーブンへ。約50分焼けば、でき上がり。

パンは、食パンに限らずなんでもOK。

 パンは、食パンに限らずなんでもOK。牛乳でふやかすので、かたくなってしまったパンをつかっても問題なく、余り物のパンの活用法としてもありがたいですね。

 写真は、日本風のパンを売っている店から無料でもらってきたパンの耳を使用した例。節約レシピとしても使えます。取り分ける際はアイスクリームを添えると、よりゴージャス感がアップしますよ!

●教えてくれた人

【Norikoさん】

アメリカ・シアトル在住。現地の日系タウン誌編集長職を経てフリーランス・エディター/ライターとなり、日米のメディアに旅行情報からライフスタイル、子育て事情まで多数の記事を寄稿する。著書に『

アメリカ西海岸ママ~日本とは少し違うかもしれない、はじめての妊娠&出産~』(海外書き人クラブ刊