これから年末にかけて、おうちに人を招き、クリスマスパーティをする機会が増える時期です。最近は「ホストにだけ準備をさせるのは申し訳ない」と、ゲストが食べ物を持ち寄ったり、お総菜や宅配で済ませたりすることも多くなりました。とはいえせっかくお招きするなら、なにか気の利いた楽しいサプライズをしたいもの。手軽に手持ちのものでおもてなし感を盛り上げる方法はないものでしょうか? おもてなしのプロフェッショナルである「エレガント・ハウスキーピングサロン」主宰・マダム市川さんに、簡単にできるおもてなしテクニックを伺いました。

マダム流ユーモアたっぷりのクリスマスのサプライズ

おもてなしでマダムが大事にしているのは、アイデア、愛情、遊び心の3つだそう。「この3つを抑えれば、手間やお金をかけなくても、十分おもてなしの気持ちは伝わりますよ」。ここではクリスマスらしい2つのおもてなしテクニックを教えてもらいました。

●市販のパンをクリスマスバージョンに

市販のパンをクリスマスバージョンに
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市販の白パンにひと手間加えて見栄えを大幅にアレンジしてしまおう、というアイデア。フレンチパセリとも呼ばれるハーブ、チャービルをヒイラギに見立ててプレゼンテーションします。「チャービルはヒイラギに似ているので、ピンクペッパーとともに、クリスマスの演出には欠かせません」。どちらかというとわき役になりがちなパンが、少し手をかけてあげることで大変身。わーっと歓声が上がること間違いありません。

【材料】

白パン(市販品) 6個
カマンベールチーズ 1個
チャービル、ピンクペッパー 各適量
オーナメント 適量

【つくり方】

(1) 皿の中心に、カマンベールチーズを置き、オーナメントで飾る。
(2) (1)の周囲に沿って白パンを並べ、ピンクペッパーとチャービルを上にのせる。

●テーブルのセンターにキャベツの飾りを

テーブルのセンターにキャベツの飾りを

こちらの花ビンに注目! よく見ると土台がキャベツなんです! 「フラワーベースがキャベツなんて、いいサプライズネタになりそうでしょ(笑)」。身近な野菜をおもてなしに応用してしまうセンス、さすがはマダムです。薄い色合いが、グリーン中心のブーケに意外にもぴったり。赤い実を加えるとさらに色が映えます。

くりぬく

会が終わったら、くりぬいた部分にお肉を詰めて、レンジなどで蒸すと、簡単に一品できあがり。パーティのあと、「ちょっと小腹がすいたけど、疲れて料理をするのがおっくう」というときにも便利です。

【材料】

キャベツ 1個
コップ 1個
造花 適量

【つくり方】

(1) コップのサイズに合わせて、キャベツの中心を包丁でくりぬく。
(2) (1)でくりぬいた部分にコップを入れ、造花を生ける。バランスを整え、テーブルのセンターに飾る。

マダム市川
マダム市川