ちょっと前までは中華料理にしか使い道がない、というイメージだったラー油ですが、食べるラー油のブーム以降、家庭でもよく使われる調味料になりました。素材や配合にこだわったものが続々と登場し、なかには品薄になるものもあるほど。買うのが当たり前だと思われがちですが、じつは身近な材料で簡単につくることができます。
いろんな料理と相性抜群のラー油が手づくりできる!
すべての画像を見る(全1枚)「ベーシックなのは、ゴマ油と一味唐辛子、ショウガ、長ネギなどを合わせてゆっくり弱火で煮詰める方法。八角やシナモンスティック、花椒などを加えれば、より本格的に仕上がります」(料理家・スズキエミさん)
香り高い自家製ラー油は、幅広い料理と相性がよく、ギョーザなど定番の中華料理にかける以外にも、用途は万能なのだとか。
「みそ汁や納豆、茶わん蒸しにかけたり、ドレッシングの調味液に使ったり。和食にも驚くほど合いますよ。シンプルにラー油の味を楽しみたいなら、卵かけご飯に少したらすのもおすすめです。でき上がりは煮沸消毒した清潔なビンで冷蔵保存し、6か月を目安に使いきりましょう」(同)
[材料とつくり方](100ml分)
(1) 一味唐辛子10gとニンニク2かけ(みじん切り)を耐熱容器に入れる。
(2) 鍋にゴマ油75ml、長ネギの青い部分(薄切り)20cm、ショウガ15g(薄切り)を熱し、ネギが茶色くなったら、火を止める。ネギとショウガをこしながら、(1)に注ぎ、さらにゴマ油75mlを加えてゴマの風味をつける。
(3) (2)をもう一度こして保存ビンに移し入れる。