幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。
デパ地下系のスイーツが大好きなわが家。なかでも、最近家族みんなで「おいしい~!」と盛り上がった、老舗店のお菓子たちをご紹介します。
自分へのごほうびにも手土産にもぴったりな、「とっておきお菓子」
●彩果の宝石の「フルーツゼリー」
こちら、埼玉発のフルーツゼリー。ご存知の方も多いのではないでしょうか。2人の娘、はなとひながとても好きなお菓子のひとつなのですが、お友だちの家へ遊びに行くときの手土産を一緒に選んでいたら、はなひな「これがいい!」と即決。珍しく2人の意見がぴったり合いました。
ちなみに、年賀用はこんなにかわいらしい箱。この中に、きらきらのゼリーたちが。箱の中には小さな扉がついていて、それを開くと、「Happy New Year!」の文字。んー、とてもかわいいです。季節限定パッケージも楽しみのひとつですよね。
●フランセの「果実をたのしむミルフィユ」
みんな大好き!ミルフィユ。「横濱ミルフィユ」でもおなじみ、横浜の洋菓子店「フランセ」のフルーツ味のミルフィユです
前回は、2種類あるうちのレモン味を買ったので、今回はイチゴ味にしてみました。買ったのは4本箱入りミルフィユ。お値段もお手頃です。箱も包みも、とてもかわいらしいですね。
パイの間には、甘酸っぱいイチゴのクリームがはさまっていて、その上にイチゴパウダーがかかっています。味はもちろんなのですが、見た目もとってもかわいらしいミルフィユ。お友だちへのちょっとした贈り物にもおすすめです。
●鎌倉五郎の「鎌倉半月」
これも、はなひなが好きでよく買って食べている、鎌倉銘菓「半月(はんげつ)」。今年の干支にあたる「酉年半月」がありました。いつも買うものは、おせんべいに抹茶や小倉クリームがはさまっているのですが、「酉年半月」には、栗きんとん味のクリームがはさまっています。「これもおいしいねー!」と、はなひな歓喜。
はなさんは酉年生まれなので、「かわいいイラストだね、私の干支だ!」と大喜びでした。
最近、昔から長くある老舗の定番お菓子を買うことが増えた気がします。長く愛されるお菓子たちを、改めてじっくり味わってみると、今まで気づかなかった新しいおいしさを楽しめると思いますよ。
【幸栄(ゆきえ)】
1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、
toiroを始める。 著書に『
「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)』(主婦と生活社刊)、『
パウンド型で焼けるおいしい食パン』(家の光協会刊)、『
あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり』(アノニマスタジオ刊)などがある。