汚部屋出身で、現在は、整えアドバイザーとして活躍する阪口ゆうこさん。自身の体験から、今年こそ片づいた部屋に住みたい!と願う人のために、片づけを習慣化するためのコツを教わりました。
今年こそは片づいた部屋で暮らしたい!
すべての画像を見る(全2枚)「2017年こそは家を整えたい!見とけよー!私だって変われるんだから!!!」
新年早々、いきり立っているあなた。できる、できる!変わりたいときが変わり始めているときだ!ファイヤー!
なにを隠そう、私も元汚部屋出身。大関あたりまで昇進した経歴あり。
「変わりたい!」と、胸に誓って数年。今や、「整えアドバイザー」なんて肩書きを自分でぶちかましているんですから、驚きです。だれだって、何歳だって、変われるんです。あなたが変わりたいと思ったのならば。
片づけは、テクニックよりも継続
しかし、「なにから始めていいかがわからないのよね…」と、初動でつまづいて心がボッキリ折れちゃう人もたくさんいます。片づけの本はいろいろ出ていて、テクニックやなんや書いてありますけど、一部の人にしか向いていないものも多々。どう考えても、ほとんどの人にとって、最初は継続の努力が必要になってくると思うんだな。
そう、ずばり片づけって毎日の継続が大事なんです。片づいてる家の人がそうじゃない人となにが違うかといえば、片づけが身についているか、いないかだけ。テクニックはそのあと。まずは、毎日継続するという力をつけてみましょう。
続けるためには、まずは5分間から
毎日できていることって、なにかありますか?だれにだって、必ずあるはず。
仕事、料理、洗濯…。これらは、迫られてすること。晩酌、ゲーム、ネットサーフィン…。これらは、好きでやりたいこと。多くの人にとって、片づけって、このどちらでもないですよね。正直、やらなくても生きてはいけるんです。そして、片づけって面倒くさく感じて好きじゃない人が多いんです。
でも、想像してみてください。片づいている家ってめっちゃいいですよ。片づいていたら、するに迫られる料理や洗濯が劇的にスムーズです。暮らしのストレスが減ったら、外での仕事にもいい影響を必ずもたらします。そして、片づいたゆったりした空間で、好きなことをのびのびとする。いいイメージじゃないですか?
そう、なぜ片づけたいか、片づいたら暮らしがどう素晴らしくなるかのイメージを、強く持つことが大切なんです!そのイメージに近づくために、毎日の10分、いや、5分から始めてみませんか?
片づけを習慣化する3つのルール
・毎日のやることの前後に片づけを取り入れる
私のおすすめはお風呂の前や食事の前のタイミング。毎日必ずやることにひもづけると習慣が定着しやすくなります。時間は、たった5分でOKです。
・片づけのゴールを明確にする
わが家は、晩ご飯前の5分の間に、床とテーブルにものが出ていない状態にするというルールを設けています。こんな風に片づけのゴールを明確にするのも効果的。
・家族にも協力してもらう
ひとりでがんばれそうにない場合は、家族に協力してもらいましょう。「これから毎日5分間片づける!」と、宣言してください。そして、片づけ習慣に家族も巻き込んでしまうのもアリです。
毎日片づけを続けていくと、5分で片づかないぐらいものが多いことや、いつも必ず出しっぱなしになっているものがあることに気づくはずです。そこにぶち当たったら、ものの手ばなし方、ものの配置などのテクニックを試してみるのもいいでしょう。
まずは、毎日5分の継続から。あなたは必ず変われます。そして、確実に変わりたいのなら、時間をかけて取り組みましょう。ちなみに、私は、今でも朝夕の5分ずつしか片づけていません(笑)。
【阪口ゆうこさん】
整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。「
HOME by REFRESHERS」著書『
家族がいちばん。だからきちんと選べる。きちんと使える。ゆるミニマルのススメ』(日本文芸社刊)が発売中