ベランダやバルコニーの雪解け汚れをそのまま放置…というお宅は多いのではないでしょうか。雪に限らず、さまざまな理由でベランダには汚れがたまるもの。寒くて後回しにしていたという方に、プロが行う効率的な掃除方法を紹介します。

掃除に好ましいのは、曇りの日や風のない日。晴れて乾燥した日はホコリが舞い上がりやすいので、避けた方が無難です。また、春のうちに掃除をすましておいて、梅雨までにホコリをため込まないようにしておきましょう。たまったホコリは、濡れたあと乾燥すると、取り除くのが困難に。汚れはためる前にまめに取り除く! これで、結果的に掃除の負担が減るのです。

ドロドロ汚れも雨のあとも、排水口もすっきりキレイに!

今回、掃除の仕方を教えてくれたのは、幸せ住空間セラピストの古堅純子さん。高圧洗浄機を用いるのではなく、家庭用の道具だけで行います。

1.手すりやエアコン室外機をぞうきんで水ぶきする

手すりやエアコン室外機をぞうきんで水ぶきする
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土ボコリや雨の水滴で汚れた手すりや、エアコンの室外機を水ぶきします。

ホコリがじつはたまっています

「ホコリがじつはたまっています。水ぶき前に、サッシブラシではらっておくと、掃除しやすいですよ」

2.床部分は水をまき、デッキブラシで汚れをこする

床部分は水をまき、デッキブラシで汚れをこする

ベランダに水をまき、デッキブラシでこすります。「窓掃除をしたら、サッシからかき出した汚れやホコリがたまっているはず。それらもすべてかき集めて取り除けば、すっきり!」。

3.排水口にたまった汚れを取り除く

排水口にたまった汚れを取り除く

排水口のフタを外し、入り込んだ土ボコリや観葉植物の葉などを取り除きます。「排水パイプについた汚れは、ハンドブラシでこすり落として」。

パイプのつまりもこれで解消!

最後に水を流し、掃除完了! パイプのつまりもこれで解消です。

大掃除リバウンドをしないために!ベランダのすみにホウキとチリトリを常備する

ベランダのすみにホウキとチリトリを常備する

せっかくキレイにしたベランダ。「またすぐに汚れてしまった」とならないために、ホウキとチリトリを常備して、気づいたらすぐに掃除できる体制を整えましょう。

「ベランダの汚れを放置すると、雨水などでこびりつき、時間が経てば経つほど掃除が面倒になります。ホウキとチリトリを常備し、汚れたらさっと掃き取る習慣を身につけたいですね」

室外機の脇など、すき間を上手に使って定位置を決めてしまいましょう! 最近は100円ショップなどでもスリムな掃除道具がたくさんあるので、外置き用に探してみて。

なお、集合住宅ではお隣さんに迷惑をかけないように掃除をすることが大切。水を使ううえに、ホコリを舞い上げてしまうこともあるので、干してある洗濯物には、くれぐれもご注意を。