幸栄です。パン教室「toiro(トイロ)」を主宰しています。初めてパンを焼いたのは、長女の出産から1か月後のこと。あの日から試行錯誤を重ね、今は卵とバターを使わないパンのレシピをつくっています。パンを焼きながら、2人の娘の母としても、楽しみや大変さをたくさん感じる日々。毎日のなかで見つける、ささやかな幸せや楽しみをつづっていこうと思います。


<幸栄のゆらゆらと、つらつらと。日々のささやかな幸せをパンと一緒に。>
すべての画像を見る(全9枚)

 毎日、子どもたちが楽しみにしているおやつの時間。おいしいものを買ってきて食べたり、お菓子をつくって食べたりしますが、忙しいときに、少ない材料でさっとつくれるおやつがあると、すごく助かりますよね。今回は、長女のはなが大好きで、とっても簡単につくれる、「とろっとおいしい豆乳プリン」のつくり方をご紹介します。

優しい味でほっこり安らぐ豆乳プリン

 材料はたったの4つで、砂糖ではなくはちみつで優しい甘さを出すのもポイントです。私は調整豆乳でつくっていますが、調整でも無調整でもお好みで。

[材料](4人分)

・豆乳 400ml
・ゼラチン 5g
・水 大さじ3
・はちみつ 80g

材料

[つくり方]

(1)まずは水でゼラチンをふやかしておきます。

まずは水でゼラチンをふやかしておきます。

(2)豆乳にはちみつを入れます。

豆乳にはちみつを入れます。

(3)よく混ぜながら、弱めの中火にかけます。はちみつが溶けて、豆乳が沸騰寸前くらいまで温まったら火を止めます。

はちみつが溶けて、豆乳が沸騰寸前くらいまで温まったら火を止めます。

(4)ゼラチンを入れてよく混ぜます。

ゼラチンを入れてよく混ぜます。

(5)好きな器に注いで祖熱を取ったら、ラップをして冷蔵庫で6~8時間冷やします。右の大きめのグラスだと4個、左の小さめのグラスだと8個つくることができます。夜つくって冷蔵庫に入れておけば、朝にはでき上がっています。

夜つくって冷蔵庫に入れておけば、朝にはでき上がっています。

 とろっとした食感で、そのまま食べてもおいしいのですが、いろいろなおいしいものと合わせるもの楽しいですよ。たとえば…

●イチゴをのせたり…

イチゴをのせたり

●洋ナシとシナモンのコンポ―トをのせたり…

洋ナシとシナモンのコンポ―トをのせたり

●マロンクリームをのせたり…

マロンクリームをのせたり

 ちょこっとのせるだけで、なんだか豪華になりますよね。プリンの基本の4つの材料はどれもストックしておけるものばかり。そして、その上にのせるものだって、そのときおうちにある果物やソースなどでいいのです。食後のちょっとしたデザートや、おもてなしにもぴったりな、お気軽プリン、ぜひつくってみてくださいね。

【幸栄(ゆきえ)】

1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、 2010年から卵とバターを使わないパン教室、

toiro

を始める。 著書に『

「ちょっとのイースト」で作る ベーグルとピザの本 (生活シリーズ)

』(主婦と生活社刊)、『

パウンド型で焼けるおいしい食パン

』(家の光協会刊)、『

あかちゃん、こども、おとなのパン―はじめてのパンづくり

』(アノニマスタジオ刊)などがある。