こんにちは!イギリス在住ライターのボッティング大田朋子です。早いものでもう師走。イギリスでも12月に入ってから、一気にクリスマスに向け、盛り上がり始めています。

街じゅうがクリスマス一色になるイギリスのクリスマス

 イギリスでは12月が始まるやいなや、クリスマスツリーを出して飾りつけをしたり、イエスキリストの誕生シーンを再現した模型や人形の「クリブ」を置き始めます。子どもたちはサンタさんが来るイブまでをカウントダウンする「アドベントカレンダー」をスタート!街でも通りに小さいお店が出店するクリスマスマーケットが出始め、どこを歩いてもデコレーションがクリスマシー(Christmassy)!

各家庭飾られるクリスマスデコレーションは見ているだけで楽しい
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各家庭で飾られるクリスマスデコレーションは見ているだけで楽しい

キリスト誕生の様子を表す人形(クリブ)も定番の飾り

キリスト誕生の様子を表す人形「クリブ」は定番の飾り

お店がズラリと並ぶ、街のクリスマスマーケット

学校では「クリスマスフェア」を開催

 クリスマスの時季ならではのワクワクは子どもたちも同じ!この時季、幼稚園や小学校では「クリスマスフェア」が行われます。使わないおもちゃや古本、スキーウェアなど保護者が持ち合って学年ごとに小さい店を出し、子どもたちがそれらを当番で売ります。子どもたちにとっては少ないおこづかいで、家族へのプレゼントをゲットできるチャンス!売り上げは学校の修繕に当てたり、慈善団体に寄付されます。

 また、子どもたちがキリスト誕生の物語を劇にした「ナティビティ・プレイ(Nativity Play)」もこの時季ならではの学校行事。家も学校も、街全体がクリスマスに向けてワクワクしている感じです。

学校でもクリスマスの飾りつけ

 こちらは、学校の壁にはってあるクリスマスをテーマにした生徒の作品。サンタクロースなど、クリスマスと聞いて思いつくことを子どもたちがペイントしています。

家族や親せき、友達みんなへ、たくさんのクリスマスカードを用意

 楽しいことが目白押しな代わりに、イギリスのクリスマスでは子どもたちだけではなく普段お世話になっている義両親、親せき、友達の大人たちにもクリスマスプレゼントを渡すのでその準備や、何十枚ものクリスマスカードを書いたりとちょっとした「義務」も伴うんですよ!

 なにかとやることが多い時季なのはどこでも同じですよね。

クリスマスカード文化は日本の年賀状と多少似ているかも

 クリスマスカード文化は日本の年賀状と多少似ているかも…

 なにはともあれ、みなさんにとってすてきなクリスマスシーズンになりますように!

【ボッティング大田朋子さん】

同志社大学商学部卒。ドイツ、インド、メキシコ、アルゼンチンで外資勤務、起業の後、2011年からスペイン在住。執筆参加著書に『

値段から世界が見える!日本よりこんなに安い国、高い国

』(朝日新書刊)、『

大好きに会いに行こう!世界のお祭り(フェス)&イベントガイド

』(サンクチュアリ出版刊)、「

しらたきヌードルダイエット

」(学研刊)がある。『

JAPAN CLASS

』(東邦出版刊)でコラム連載中。英国人パートナーと多言語を話す息子、娘の4人暮らし。ブログ「世界が拠点な生き方&子育て」

https://tomokoota.wordpress.com