こんにちは。若松美穂です。主婦業のかたわらエッセイストなどもやりつつ、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫を提案しています。テーブルまわりを中心に、生活のなかの小さな発見をつづっていけたらと思っています。
バラバラな時間に食事する家族にぴったりな魚介スープ
わが家は、早朝に家を出る高校生・大学生、深夜帰宅のサラリーマン、食事タイムが不規則な母と私といった感じで、家族の帰宅・食事のタイミングにかなりの時間差があります。
つくっても食べない人もいるし、最初に食べる人と、最後に食べる人との間が5~6時間あくこともザラ。そのたびに用意するのでは、こちらも大変です。
●ベースの魚介スープを各自でアレンジ!
そんなとき、私がよくつくるのが、トマトベースの具だくさん魚介スープ。大きめの鍋につくりおくだけ。
トマトベースのスープはご飯を入れるだけでリゾットにアレンジできるのですが、先に仕上げるとご飯が水分をどんどん吸ってしまうので、食べる直前に入れる“雑炊の素”として活用します。
具材は、だしがたっぷりと出ておいしいアサリとエビ。シンプルにトマト缶やコンソメなどで味をととのえます。ときに、多めに買って残ったり、使いきれていない味つきのトマトソースをベースにしたりもします。
帰宅したら、各自ベースを小さい鍋に取り分けてもらい…
小分けになっているご飯を入れてリゾットをつくります。
それぞれができたての温かい料理を食べることができるだけでなく、汁多め、少なめと選ぶことも可能。さらに、味の好みも、カロリーも自由に調整できます。
たとえば高校生は、とろけるチーズをたっぷり入れて。大学生はご飯少なめで、チーズは粉チーズに。
料理が得意な夫はガーリックチューブ、その他もろもろを追加して、最後にバジルペーストまでのせて自分流に工夫を加えます。この頃には、ベースの私の味はどこへやら(汗)。まっ、そこは気にせず、温かくおいしく食べてもらえればいいかな。
さらに、時間がないときの私を助けてくれるのが、コストコの「チョッピーノスープ」(税込1498円)。
これだけの魚介を1500円で買い、下準備をするとなると、けっこう大変です。
でもこの商品は魚介を含む材料がすべてセットになっていて、お鍋に入れて煮るだけ。当日は、夕食を用意しながら、チョッピーノスープも一緒に調理。翌日のつくりおき用にして、朝食・昼食・夕食に食べてもらいます。お供がご飯の人もいれば、パンの人も。残ったおもちを入れてもおいしい。
家族には、ジャガイモを入れておくと食べごたえがあっていいと言われます。余り野菜やキノコ類を入れてもいいですね。
私は、ワインとスープで夕食に一人のんびりいただきました。
【若松美穂(わかまつみほ)】1972年、宮城県生まれ。お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され、人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。気持ちによりそった提案が主婦の熱烈な支持を得ている。「ペンギンのお茶会」「心を癒す講座」は、全国各地で実施され、リピーターとなるファンもいるほど。著書に「カリスマ節約主婦・若松美穂の暮らし上手の小さなヒント」「私と家族のしあわせ時間」(ともに扶桑社刊)など。夫と、大学生、高校生の娘、母親の5人家族。埼玉県在住。
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