アメリカ・シアトルに住んで十数年。現地でエディター&ライターとして活躍するNorikoさんが、現地で話題のフードやライフスタイルをレポート。今回はアメリカで定番、見た目が豪華な缶詰を使ったレシピを紹介してもらいました。
缶詰メーカーのレシピが大流行!
すべての画像を見る(全2枚)インゲンをたっぷり使ったオーブン料理、「グリーンビーンキャセロール」は、アメリカ人にとって懐かしい家庭の味。元々は日本でもおなじみの缶詰スープブランド、キャンベルが考案したもので、家庭ごとにさまざまなアレンジが加わり、現代に伝わっています。
とくにホリデーシーズンと呼ばれる11月末の感謝祭からクリスマスにかけては、パーティ料理として大活躍。七面鳥の丸焼きやパイと一緒に並べられ、ゲストはビュッフェ形式で自分の皿に取って食べるのですが、インゲンの緑色が皿の中でひと際目立つ一品です。
缶詰を使えば調理時間5分で、 あとはオーブンにおまかせ
基本材料は3つの缶詰。いちばんの決め手は、「クリームマッシュルーム」の缶詰スープです。アメリカではキャンベル以外にも、複数のメーカーから発売されています。本来は牛乳で伸ばして使う濃縮タイプで、かなりドロッとしていますが、これが味のベースに。
次に、食感のアクセントに欠かせない、フライドオニオン。日本でも輸入品を扱う店で手に入ります。最後にインゲンですが、これもアメリカでは缶詰に!この3缶の中身を耐熱皿に入れてオーブンで焼き色を付ければ、もうでき上がりです。
インゲンは生でも冷凍でもOK
日本では、インゲンの缶詰があまり一般的ではないと思うので、生、あるいは冷凍のインゲンを使ったレシピを紹介しましょう。日本で買うと割高なフライドオニオンも、節約重視なら、小麦粉をつけて油で揚げた玉ネギのスライスで代用してみてください。
[材料](6人分)
・インゲン(筋取りして茹でたもの) 約450g
・クリームマッシュルーム濃縮スープ 大1缶(640g)
※小2缶(610g)でも可
・フライドオニオン 100g
・好みのチーズ 適量
・塩、コショウ 適量
[つくり方]
(1) オーブンを200℃に予熱し、耐熱皿にインゲン、スープ、塩、コショウ、チーズ、フライドオニオンの順に入れる。
(2) オーブンに(1)を入れて20~30分加熱、チーズが溶けて焼き色がついたら完成。
最近は隠し味にしょうゆを入れるレシピも話題で、白飯にも合う日本人好みの味に。グリルしたチキンやご飯を加え、パン粉も振ってチキンドリア風に焼き上げれば、メインディッシュにもなりますよ。ぜひお試しください!