どうしたって汚れがたまりがちなトイレ。普段から、もちろん掃除はしているはずですが、年末を機会にイチから見直しをして、新築のときみたいなすっきり感を取り戻しましょう! トイレには意外な事実も隠されています。じつはとあるアンケートによると、自分がお客として訪問したときに他人の家でいちばん気になる場所がトイレだそう。つまり、あなたの家のトイレは、他人にガッツリと見られているんですね。

 そんなわけなので、よく目につくところはもちろんのこと、それ以外の細かいところまでしっかり掃除をするのが大切!当然、においの除去も重要ですよ!訪問者が増えがちな年末年始、おもてなし感のあるトイレで、気持ちよく人を迎い入れましょう!掃除のプロ、高橋敬子さんが、30分で完了するトイレ掃除の方法を教えてくれました。

トイレの掃除
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所要時間30分!年末年始のおもてなし感も演出するトイレ掃除術

 大切なのは掃除に取り掛かる順番です。まずクエン酸湿布に手をつけ、湿布する時間を稼ぎます。その間にできることを効率よく進めていくのもポイント。ホコリは上から下に落ちるので、上部の掃除を先に始めることも重要ですよ!

1.便器の縁の裏をクエン酸で湿布する

日常の掃除では見落としがちな便器の縁の裏には、かなり汚れがたまっています。水1カップにクエン酸小さじ1を溶かしたクエン酸水をつくりましょう。「細長く折ったトイレットペーパーにクエン酸水を含ませ、縁の裏側全体に湿布を。これで5分以上おきます。とくに後ろの部分は汚れがたまりやすいので重点的に」

2.換気扇のフィルターのホコリを落とす

換気扇のフィルターのホコリを落とす

衣類の着脱、また、トイレットペーパーを使う際に、じつは結構なホコリや繊維が舞い上がっています。それが徐々に蓄積され、トイレの換気扇はホコリだらけに!「ハンディーモップでホコリを落とせば、掃除のあとは換気もスムーズになりますよ」。ホコリが下に落ちることを考慮し、天井にある換気扇は早い段階で着手。

3.扉枠や窓など、高いところのホコリを取る

扉枠や窓など、高いところのホコリを取る

扉枠や窓回りにもハンディーモップでひとなでし、しっかりとホコリを落として。「高いところは意外にお客さまの目がいくので、見逃さないように」。

4.トイレ用ウエットシートでスイッチ回り、ドアノブをふき、マイクロファイバーで磨き上げる

スイッチ回りやドアノブにも、ホコリや手アカがついています。手で触れるところは徹底的にきれいにすべきです!「トイレ用ウエットシートで細かい部分もしっかりとふきましょう。ドアノブは仕上げにマイクロファイバークロスでふけば輝きますよ」。金属部分はとにかくしっかりと磨き上げておくと、おもてなし感がアップします!

5.便器と床の境目を、使い古しの歯ブラシでこする

便器と床の境目を、使い古しの歯ブラシでこする

見落としがちなのが床と便器の境目の部分。「ここに汚れがたまり、においのもとになることがあります。先につくったクエン酸水をスプレーして汚れをゆるめ、古歯ブラシでかき出して、ウェスなどでしっかりとふき取りましょう」。

6.湿布をはがし、縁の裏を古歯ブラシでこする

クエン酸の湿布をはがし、ゆるんだ汚れを古歯ブラシなどでこすって落とします。「便器の後ろの温水洗浄便座の周りや前の部分は汚れやすいので、とくに念入りに」。最後に、トイレ用ウエットシートなどで床や便器をふき上げましょう。

ここもピカピカに!タンクの掃除

 高橋さんの手順に従って先のメニューでトイレ掃除をすれば、所要時間は約30分。もう少し時間に余裕がある、という人は、トイレタンクをきれいにしてみましょう。手間を極力なくした方法を高橋さんが教えてくれました。

1.タンクの中と水受けに重曹をかける

タンクの中と水受けに重曹をかける

家族が使い終わった就寝前に、重曹を1/2カップほどタンクの中に入るようにふりかけます。水受けにも、全体に薄く重曹をふりかけておいて。「蛇口の部分に水アカがついていたら、クエン酸で湿布すればさらにいいでしょう」

2.【翌日】水受けをスポンジでこする

【翌日】水受けをスポンジでこする

翌朝、クエン酸の湿布をはがし、水で濡らしたスポンジで水受けや蛇口をこすって汚れを落とします。水を流せば、水受けもタンクの中もすっきり!