大掃除にかける時間はできるだけ短くしたいもの。段取りをしっかりしておけば確実に時短になる、とアドバイスをしてくれたのは、掃除のプロ、高橋敬子さん。今回は、洗面所の大掃除を30分で終える方法を教えてくれました。
すべての画像を見る(全6枚)所要時間30分!段取り次第で超効率的にできる、洗面所の正しい掃除
日頃掃除していても、蛇口の水アカや洗面台上の小物類のヌメリは見落としがちです。年末年始は、招いたお客さまが使う可能性も高まるので、ピカピカに磨き上げてましょう。
「この掃除法のポイントは、掃除に取り掛かる順番です。洗剤につけおきする必要があるものから先に手をつけると、効率的に終えることができます」。
1.洗面台上の小物は塩素系漂白剤につけおき
底にヌメリがつきがちな歯ブラシ立てやコップなどは、表示どおりに薄めた塩素系漂白剤の溶液につけおきします。「塩素系漂白剤は(2)で使うクエン酸と混ざると有毒ガスが発生します。安全のためにも、つけおきは洗面所ではなく浴室など離れた場所で行いましょう」。
<注意>塩素系はクエン酸に注意して
2.蛇口を、ラップとクエン酸で湿布する
水1カップにクエン酸小さじ1を溶かしたクエン酸水をつくり、水アカのついた蛇口回りにつけ、ラップを巻いて湿布。「これで5分以上おきましょう」。(1)と(2)をこのように先に作業しておくことで、つけおき時間ができます。
3.収納スペースを水ぶきする
鏡裏などにある収納スペースの小物を出し、中をかたく絞ったぞうきんで水ぶき。「小物についた汚れなども、水ぶきで落とします」。
4.シンク下収納にある配管のカビを落とす
シンク下のものを出し、全体をふき掃除。「配管にカビがついていることもあるので、念入りに行いましょう。ここでは使い捨てるつもりのウェスをかたく絞り、よくふいて!」。
5.蛇口の湿布をはがして、磨き上げる
蛇口の湿布をはがし、水洗いしたら、乾いたマイクロファイバークロスでピカピカにふき上げます。「蛇口が光っていると、洗面所全体がきれいに見えますよ」。蛇口のような場所は、曇っているとそれだけで目立ちます。お客様の目を意識して確実にきれいにしましょう!
6.つけおきしたものを流水で洗い流して元に戻す
つけおきした小物類を流水でよく洗い流し、元の位置に。「仕上げにシンク全体をからぶきすると、清潔感アップ」。収納から出したものは、中が乾いたら戻します。