最近、少し家計が厳しく、家族そろって節約モード。とはいえ、季節柄舞い込んでくるのが、楽しい会合のお誘いです。おつき合いも大切なので、断り方も注意をしないと、相手に印象が悪くなってしまうことも…。そこで、ファイナルプランナーの永尾三奈さんに、上手な断り方について聞いてみました。今回は、節約中に、ママ友からランチに誘われた場合を想定して説明します。
すべての画像を見る(全2枚)お金がないとき、ママ友からランチのお誘い!断って印象を悪くしたくない。どうする?
「たとえば、ママ友と週に2回ランチとなると、だいたい1回につき1,000円~1,500円ぐらいはかかり、ひと月当たり10,000円ぐらいをランチ代として使うことに。意外と高くつくので、家計がピンチの際は、断らざるをえませんよね。ただし、次のような対応は避けたいものです」
・当日直前まで「予定が見えないから…」「行けたら行くよ!」など、あやふやな態度のままでいたり、返事を先のばしにしたり
・断りづらくて「行く」と約束しておき、直前になってキャンセル
「子どもと一緒に行動しているママであれば、子どもの体調不良などでのキャンセルはよくあること。でも、自己都合のドタキャンは信頼にもかかわりますし、マナーとしてもNG。きちんと自分の意思を伝えて適切に対応しましょう」
それでは、どう説明して断ればいいの?
ママ友と上手におつき合いを続けるためにも、スマートな対応したいもの。でも、せっかくのお誘いを断る理由がお金の問題だと、言いにくいですよね。どのように説明して、断わればいいのでしょうか?
「まず、気をつけたいのは、その後も良好な関係が続くよう、相手を傷つけたり、不快にさせたりせず、誠実に対応すること。まずは謝罪または感謝をしたあと、差し障りない理由を伝えて断り、次の機会を提案しながら前向きに断るようにしましょう」
【好ましい例】
「誘ってくれてありがとう。でも、この日はちょっと都合がつかなくてむずかしいなぁ。今回は行けないけど、来月自宅で持ち寄りランチ会でもどう?」
【ポイントを解説】
●“お金がないから行けない”はNG
「ママ友との関係性にもよりますが、“お金がないから”という理由で断ってしまうと、誘う方も気を使ってしまい、次回以降声をかけづらくなります」
●出せる金額まで予算を下げる提案をする
「誘われたランチの予算が高い場合は、持ち寄りランチを提案したり、もう少しコスパのよいお店でのランチを提案したりして、かかるお金を下げるのもいい方法です」
●自分が企画の立場に回り、予算や日程をコントロールする
「家計がピンチの時でも、誕生日・出産などのお祝い事の集まりには、できるだけ参加したいものです。そこで、初めから自分が企画の立場に回っておくのも1つの対策です。ある程度かかる予算や日程などが把握できるため、早めに予定として組み込むことができ、家計管理もしやすくなります」
うまく対応すれば、お金がなくても円満に、しかもランチに参加できる可能性も!ぜひこれらの対策、次の金欠の際に使ってみてくださいね!