秋から年末にかけては、なにかとイベントも多く来客の増える時季。“家の顔”ともいわれる玄関は、いつ人が来てもいいようにすっきりと片づけておきたいもの。
雑誌やインターネットで収納アイデアを発信するmegruさんは、備えつけの玄関収納をフル活用することによって、常に散らからない玄関をキープしています。工夫の詰まった靴箱と、こだわりの玄関を見せてもらいました。
お客さまを迎える玄関は、「かける収納」ですっきり
すべての画像を見る(全6枚)megruさんが靴箱の中で活用しているのは、S字フックやポールを使った「つるす」「かける」収納術。使い終わったものをワンアクションで戻せたり、扉の裏側や隙間を収納スペースとして使えるようになるのが利点です。
「家の顔である玄関は、扉を閉めれば、すっきりした空間になるように心がけています」
●来客用スリッパはゲタ箱の扉裏に専用ホルダーを
ホームセンターで好きな長さにカットしてもらったポールを、ゲタ箱の扉裏にテープではりつけ、スリッパホルダーを設置。簡単に収納スペースを増設できました。
「出し入れがスムーズだから、来客が多いときでもあわてずにすみます」
●折りたたみ傘はフックにかけて取り出しやすく
折りたたみ傘や靴ベラを粘着フックでかけておくと、外出前で急いでいるときもさっと取れて便利。
「スペースに余裕はあっても、折りたたみ傘は夫婦で各1本と決めています」
●形がバラバラな掃除グッズもつるして、取りやすさ抜群
玄関脇の棚に突っぱり棒を取りつけ、掃除グッズをS字フックでつるす収納に。形がバラバラな掃除グッズも一発で手に取れます。
「掃除機のノズルも粘着フックに。掃除グッズは必ず引っかけられるポイントがあるんです」
●折りたたみ式フックで夫の上着の一時置きを設置
夫が1日着たジャケットやパンツは、玄関脇の寝室近くに取りつけた折りたたみ式フックにかけ、脱ぎ散らかしを防止。帰宅後ひと晩風をとおしてからクローゼットにしまっています。
つるしたり、かける収納術を、megruさんは玄関だけでなく家じゅうでも活用中。
「とりあえず、引き出しや戸棚にしまってある、出番の多いアイテムをどんどん“使う場所”の近くにつるしてみてください。すると、ものの管理がしやすくなって片づけがスピーディーになるはず。“戻す”がラクになれば、部屋が散らかりにくくなります。同時に床のものをどかさずにすむから、掃除もラクになりますよ」