こんにちは。兵庫県で子どものための教室「ひづきの森」を運営している、藤原愉美です。前回の【

無印良品のブックエンドがあれば十分!子どもが本を片づける仕組みをつくる!

】に続いて、子どもが自分で自分のことをできるようになるための、小さな工夫を紹介します。

 今回のテーマは「お風呂」。子どもと一緒に入浴すると、子どもの髪や体を洗ったり、オモチャの片づけをしたりと、あわただしいバスタイムになりがち。ゆっくり自分の体をケアする時間がもてないと困っている方も多いのではないでしょうか?

無印良品と100均のお風呂グッズで、子どもとの入浴をラクにする
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 そんな方におすすめしたいのが、お風呂グッズを少しだけ変えること。これだけで、子どもが自分で体を洗えるようになるんです!

使いやすいお風呂グッズを選んで、子どもに自分の体を洗ってもらうとママがラクに!

無印良品と100均のお風呂グッズで、子どもとの入浴をラクにする

 使うのは100均や無印良品で買える、泡で出てくるタイプのディスペンサーと泡立てボール。ディスペンサーは安定していて、子どもの手でも扱いやすいサイズを選ぶのがポイント。ちなみに、おすすめは無印良品のディスペンサー(写真:PET詰替ボトル・泡タイプ・ホワイト・250ml用)。背が低く、底が四角形なので倒れにくいんです!

PET詰替ボトル・泡タイプ・ホワイト・250ml用

 わが家ではお風呂の壁にフックを取りつけて、子どもの手の届く場所に置いています。私の洗顔ネットと並べているので、娘も大人と一緒の行動ができているように思い、うれしそう。

 泡立てボールを水につけてから、ポンプ部分を押してボディソープを出します。使い方は、一緒に手を添えながら教えてあげましょう。2歳くらいの子どもなら、自分で押せる力があります。

簡単にモコモコの泡がつくれます

 ポンプから出てくる時点で、ボディソープが泡立っているので、ボールを少し動かすだけで、簡単にモコモコの泡がつくれます。注意点は、ボディソープを出しすぎないこと。やりすぎて、泡だらけになることがあるので、出来るだけ少量のボディソープで大丈夫です。

洗い方を教えてあげる

「うで~。おなか~。かた~。あし~。」というように、洗い方を教えてあげると、ひとりで洗えるようになっていきます。最初は「こうして洗うよ」と一緒にやりながら見せてあげましょう。この時、足の裏を最初に洗うと滑ってしまって危険!足の裏はイスに座って、最後に洗うように教え、背中など自分で洗えなかった場所は大人が洗ってあげましょう。

 子どもは泡立てるのが楽しいし、なにより自分で体を洗えることも楽しい。そしてお母さんもその間に自分の体を洗ったり、ヘアパックをしたりなど、自分をケアする時間がもてるので助かります!

100均の穴あきカゴなら、お片づけも一瞬で完了!

 もう1つ、オモチャにも工夫を。わが家で使っているのは100均の穴あきカゴ。カゴのままお風呂に入れて水の中でジャボンとつけて水を穴から出したり、カゴでおもちゃを救うゲームをしています。

100均の穴あきカゴなら、お片づけも一瞬で完了!

 カゴにオモチャを入れ、穴から水を切ったらお片づけ完了。カゴの穴から水が出るのが楽しいので、自分でお片つけをしてくれるようになりました。

 お風呂グッズを買い替える際は、ぜひ意識してみてください!毎日のお風呂が、子どもにとっても大人にとっても楽しい時間となりますように。

【藤原愉美さん】

兵庫県在住。小学校3年生の息子、3歳の娘を育てる二児の母。2015年の収納インテリアグランプリではESSE賞を受賞。’11年より、自宅でモンテッソーリ教育にもとづいた、子どもとお母さんのための教室「ひづきの森」を開校。子どもと暮らす空間づくりを得意としている。
ひづきの森

http://s-heal.com/