「紙の片づけがうまくいかない人は、家にある紙の量と配置のバランスが悪い傾向にあります」。そう説くのは、片づけコンサルタントとして活躍するかたづけ士の小松易さん。よく見る書類は、家に長時間いる部屋に。見る頻度が低いものは部屋の奥へ収納すると、スムーズになるとアドバイスします。今回は小松さんに、年賀状やクリスマスカード、過去の手帳、雑誌や取扱説明書について、処分の基準を教えていただきました。
頻度低×重要度低は厳選して残し、ほかは区切りごとに一斉処分
少しずつ増えるハガキ類や、家電の買い替え時に増える取扱説明書。一定期間必要で見返す機会が少ないものは、子ども部屋や書斎、リビングなどの奥で保存。量が増えるタイミングで厳選をしましょう。
【過去の手帳】「節目の年のみ」など、自分ルールを決めて減らす
すべての画像を見る(全4枚)過去の手帳や子どもの成長日記など、処分したら後悔するものは、大切に保存をするのもかまいません。ただ、あまりに量が多い場合は5年に1冊だけ残すなど、区切りをつけて量を減らしてみては?思い出にも、選んで残して減らす、のスタンスが必要です
【雑誌】過去1年読まなかったら潔く処分を!
雑誌は手に取りやすい棚に置き、過去1年読まなかった場合は処分を。料理のレシピや観光地など、手元に置いておきたい情報のみ、ページをカメラに収めたり、切り抜いて保存します
【クリスマスカード、年賀状、あいさつ状】住所はリストに、思い出は厳選を
ハガキ類を保存する理由は、記念と情報を残すため。住所などの情報は1年分だけ保管を。代わりに連絡先リストなどを作成すれば、処分してOK。写真つきや手書きなど残したいものは枚数の上限を決め、納戸などに保存
【取扱説明書】使用中、保証期限内の書類だけ保管
もう使っていない家電の説明書や、期限ぎれの保証書は処分を。説明書は1か月を過ぎたら見なくなるものです。今ではインターネットでダウンロードできたり、情報を得られたりできるので、半年過ぎたら処分するのも一案です
【かたづけ士 小松 易さん】
日本初のかたづけ士。「“かたづけ”を通じて人生を変える」をコンセプトに、経営者や企業向けのコンサルティング、研修を行っている。著書にベストセラー『
たった1分で人生が変わる 片づけの習慣』(中経出版)。テレビ出演にテレビ東京「ガイアの夜明け」など多数。