うるおいのある肌づくりにかかせない乳液やクリーム。「ただ塗っているだけになっている人が多いのですが、どんなに高いものを使っていても、雑につけてはなんの効果もありません。スキンケアで大事なのは、つけ方!」と話すのは、
ESSE12月号「冬美肌をつくる朝20分スキンケア」で目からウロコのスキンケアを紹介してくれた、美容家の石井美保さん。
すべての画像を見る(全5枚)40歳とは思えないうるおいツヤ美肌をもつ石井さんが実践しているのが、自身が
「肌アイロン」
と呼ぶ手法。一体どんなものなの?効果的なつけ方って?シワやむくみから肌を守る、乳液・クリームのつけ方を教えてもらいました。
いつの間にかつくシワは、アイロンをかけるように優しく丁寧にのばす!
乾燥や加齢によって、悩みの種になるのが、目尻や口元のシワ。眠っている間にもついてしまっているのだとか。「睡眠中は夢にうなされて顔がゆがんだり、寝具でこすれたりすることで、コントロールできないシワがつきやすいんです」。
そんな、いつの間にかついてしまったシワをとるのにも効果的なのが、「肌アイロン」。朝晩のスキンケアで、乳液やクリームをなじませるときに、アイロンをかけるように優しくまっすぐならしてあげるだけで、美容成分も浸透しやすくなり、肌が驚くほどピンとのびてくれるのだそう。
「肌アイロン」スキンケアの方法
(1)乳液やクリームを手のひらで温めてじっくり押し込む
適量よりやや多めの量を手に取ったら、すぐに肌にはつけず、両手を合わせて手のひら全体に伸ばしながら人肌に温めます。頬、フェイスライン、おでこ&あご…と、顔のパーツごとにじっくりとハンドプレスして、全体になじませましょう。1か所につき2秒程度を目安にプレスして。
(2)シワが気になる部分を指で丁寧にのばす
●ほうれい線をのばす
逆手の指でこめかみを引き上げておき、口角からこめかみへ向かって、アイロンをかけるように、薬指と小指の腹をスーッと滑らせ肌をのばしていきます。力の入りにくい薬指と小指を使い、赤ちゃんをなでるくらいの優しい圧で行うのがポイント!左右各10回。
●目尻のシワをのばす
目尻も同じように逆手でこめかみを引き上げておき、薬指と小指の腹で目頭からこめかみへ向かってアイロンをかけるように、優しい圧で肌を伸ばしていきます。左右各10回。
(3)眉間~おでこの横ジワをのばす
おでこの右端から左端まで、少しずつ場所をずらしながら肌アイロンをかけます。眉上から、上へ上へと左右の薬指と小指の腹を交互に当てては滑らせ、生え際まで肌をのばしていきます。これを往復行いましょう。
これを繰り返すうち、シワは周辺の肌ごとふっくらしてくるはず。さらにたるみやむくみが気になる人は、化粧水、美容液、乳液、クリームと、スキンケアで使うアイテムごとにとり入れてもOKです!コツは、とにかく力を入れず、こすらないこと。やさしくソフトタッチで、たまったものを流すイメージで行ってくださいね。