スイスから帰ってきたライターのSannaです。スイスの食べ物や料理というとチーズフォンデュやラクレットくらいしか思い浮かばなかったのですが、実際には、仔牛肉のクリーム煮やジビエ、ジャガイモ料理などバラエティーに富んだメニューがあります。そして、その料理に合うワインも豊富!今回、残りワインの有効活用にもぴったりなスイス発のワインレシピをご紹介します。
トーストを大人味に格上げする「ワイントースト」!
すべての画像を見る(全8枚)「フレンチトースト」ならぬ「ワイントースト」は、ちょっとだけ余ってしまった赤ワインを利用してつくる経済的でデリシャスな大人のおやつ。じつはスイス人は残り物を使うのがとっても上手。チーズフォンデュも、もともとは、古くなったチーズを利用したのが始まり。ほかにもかたくなったパンを活用したグラタンがあったりと、食材を大事に使う国民性がうかがえます。では、気になるワイントーストを早速、つくってみましょう!
[材料](4人分)
・赤ワイン 1と1/4カップ
・レーズン 小さじ3
・砂糖 小さじ3
・シナモンスティック 1本
・すりおろしレモン(よく洗ってから皮ごとすりおろす) 小さじ1
・食パン(6枚切り) 4枚
・バター 20g
[つくり方]
(1)鍋に赤ワインとレーズンを入れて15分ほどおく。
(2)砂糖を加え、シナモンスティックは半分に折って入れる。
(3)すりおろしレモンを加えたら、強火でコトコト煮る。煮立ったら火を止める。
(4)(3)のワインソースをジャグやポットに移す。
(5)食パンに焦げ目がつくくらいトーストしてバターを塗る。
(6)トーストにワインソースをかけて完成。
ワインの芳醇な香りがカリカリに焼いたトーストにマッチ。アルコール感もしっかりあるので、トーストがリッチに変身します。ボジョレー解禁祝いのホームパーティ―などでワインが残ってしまったら、ぜひつくってみてくださいね。甘さがたりないと思ったら、砂糖を多めに。アルコールが苦手という方やお子さんには、グレープジュースで代用するという手もあります。レーズンはわざわざ用意しなくても、レーズン入りの食パンを使ってもOKですよ!
【Sannaさん】
出版社勤務などを経てフリーのライターに。ムックやガイドブック、雑誌などに、旅や街歩きほか、グルメ、輸入住宅の記事を寄稿。これまで訪れた国は約65か国。著書に『
スウェーデン森に遊び街を歩く』、『
バルト三国 愛しきエストニア、ラトビア、リトアニアへ』(ともに書肆侃侃房)などがある。ブログ『
Sannaの旅ブログ』